パチパチ情報部

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パチ・スロ共に増え始めた少段階設定、普通の6段階との違いとは?

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最近設定の段階が少ない物が増えていますね。

パチンコにも設定が付くようになって目立っているということもありますが、パチスロでもアクロス系のAタイプは4段階だったりしますし、パチンコも3段階設定ぐらいの機種がちょこちょこ見られます。

3月に導入要諦の「PA牙狼GOLDSTORM翔RH」なんかは2段階設定だそうですよ。

 

今回はこういった6段階に満たない、少段階設定について考察してみたいと思います。

 

6段階設定との違い

設定の数が違います。

あ、そんなことは皆わかってる?

ですよね、すいません(´・ω・`)

 

設定とはなんぞや?と思った方は先にこちらをご覧ください。

pachi-jyouhoukyoku.hatenablog.com

 

設定は基本的には6段階あって、大抵の場合は設定2or設定3あたりで機械割が100%程度となるように設計されています。

それぞれ機械割である程度細かく回収・還元の具合を決められるようになっているわけですが、もう少し簡単にしてみましょう。

 

6段階設定の場合

設定1⇒ガッツリ回収してやる

設定2⇒ちょい回収で済ませてやる

設定3⇒プラマイ0で遊ばせてやる

設定4⇒ちょい勝ちさせてやる

設定5⇒今日は還元してやる

設定6⇒祭じゃ!

 

って感じですかね。

これが仮に3段階設定になったとすると

 

3段階設定

設定1⇒ガッツリ回収してやる

設定3⇒プラマイ0で遊ばせてやる

設定6⇒祭じゃ!

 

になります。

2段階だとさらに設定3が消えます(´ω`)

 

単純に細かい調整がし辛くなってます、コンロの火力調整のようなものですね。

 

設定の段階と平均設定

 

少段階設定の機種が話題になったとき、「結局1しか使わないんだろ!」とか、「どうせ6を探すんだから一緒だ」って人が意外にも結構いらっしゃいます。

前者はまぁ否定できない部分もあったりするんですが・・・何段階でもたいして変わらないと考えている方は中間設定の重要性について、少し認識を改められたほうが良いかもしれません。

 

ホールによって全体で見ていたり、機種ごとに見ていたり様々だとは思いますが

設定を入れる時の一つの目安として、平均設定という考え方があります。

 

例えば、6段階設定の機種5台にこんな感じで設定を入れたとします。

 

1・2・2・25

 

※設定3から機械割が100%を超えると仮定し、赤にしておきました。

 

この時の平均設定は(1+2+2+2+5)/5で平均2.4になります。

これと同じ平均を3段階で出そうとすると

 

2・2・2・33

もしくは

1・1・1・36

 

こうなります。

ただ前者ではしっかり出玉を見せるための台が存在せず、全体的に微妙に見えてしまうので入れるなら後者になるでしょう。

 

一見すると機械割が100%を超える設定が5台中2台に増えていて、設定6まで入っている3段階設定の方が良く見えます。

しかし、6段階設定の方は1が少なく負けにくいうえ、割り振りを1・1・1・45にすることもできます。

 

段階が少ない設定は良くも悪くも高設定か低設定かの調整しかできないので、ホール側が出そうと思った時はより高い設定が入りやすく、逆に回収したいときは1になりやすい勝つか負けるか!みたいな極端な調整になります。

それが良いと思うか嫌だと思うかは、好みの問題でしょうか?

 

なぜ6段階にしないのか

これは完全にメーカー側の都合です。

 

パチンコにしろパチスロにしろ、販売するためには検定を通すことが絶対条件で、検定には出玉試験があります。

規定値以上に吸い込まないか、逆に規定値異常に出てしまわないかをチェックする試験ですね。

 

この出玉試験は設定ごとにチェックされるわけですが、設定はあくまで長い目で見た時にその数値に集束するというものであって、短期においては予想外に出たり吸い込んだしてしまうこともあります。

 

荒れについては皆さん身を以てご存知かと思います・・・w

 

6段階だと6回チェックされることになるので、1・2・3・4・6はOKだったけど5だけ荒れて出すぎてしまった!ってことが起きやすいわけですね。

内規ギリギリのスペックで機種を作っている場合には、特にこういった荒れが発生しやすくなり、検定を通りにくくなります。

なので設定を減らすことでチェック回数も減らそうってのが少段階設定の本音でしょう。

 

あとがき

パチンコの3段階設定や2段階設定はまだ出て間もないこともあって何とも言えませんが、パチスロはAT機は段階・Aタイプは4段階みたいな事が多いです。

たぶんAタイプの少段階設定は設定が見抜きやすく、手も出されず放置されるという事が少ないって意味で稼働が付きやすいんだと思います。

 

ただね・・・微回収で済ませたいけど設定2がないから1にしとくかっていう考え方もあるわけで

高設定をしっかり使ってくるホールでは客にもホールにもメリットがありますが、3以上は使わないようなボッタホールでは1まみれになる可能性がより高くなり打てたもんじゃなくなります。

 

結局はホールの使い方次第ですよね(´・ω・`)