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読めばふんわりとわかるパチンコ・パチスロの原作ストーリー[バジリスク編]

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思いのほか反響の多かったふわっと原作を知ろうネタ

せっかくだし色んな原作に触れようという事でさっそく第二弾バジリスク編です。

 

バジリスクは初代~絆まで、かなり高い人気を誇るシリーズなのでスロを打って気になって原作を見たという方も多いかもしれません。

 

ですが、まだ見てない人もきっといるよね!

ってことで、バジリスクの原作についてふんわりと解説していこうと思います。

 

※大元の原作となる山田風太郎氏の小説「甲賀忍法帖」ではなく、それを元としたせがわまさき氏作の漫画、及びアニメ「バジリスク甲賀忍法帖~」をメインに触れていきます。

 

 

 

 

概要と背景

時は徳川家が天下を統一した江戸時代

徳川家は3代目の将軍を誰にするかでモメていました。

 

候補は2代目将軍徳川秀忠の長男・国千代(後の徳川忠長)と次男・竹千代(後の徳川秀忠)の2人

母の違う2人の候補は権力争いの元になり、モメにモメて泥沼化

こりゃもうどうにもならんということで、家康は南光坊天海に「なんか方法ない?」と相談します。

 

その結果

天海:「武家だし剣の代理勝負で殺し合って決めたらいいんじゃない?」

天海:「あ、でも徳川家のサムライ死ぬのもったいないから忍者使うといいよ」

家康:「よし採用!」

 

そんな感じで家康に呼ばれた甲賀と伊賀の忍者たち

元々とある過去の出来事を理由にいがみ合っていた背景もありますが、絶対的権力者の徳川家康に命じられては弦之介と朧の結婚で和解しようとしてるんですが・・・とは言えず、徳川家の世継ぎを決めるためにお互い十人衆と呼ばれる幹部を選出して殺し合うことになります。

 

不戦の約定って何?

甲賀卍谷・伊賀鍔隠れ両方とも、独立してはいるものの枠としては服部半蔵の配下にあたります。

物語に登場する服部半蔵は3代目ですが、それよりも前の初代服部半蔵の時代に甲賀と伊賀は一度争いを起こしていて、それを見た初代半蔵さんは言いました

 

初代半蔵:「おまえらの能力やべぇわ、争うの禁止!」

 

それ以来甲賀と伊賀で戦うことは一切禁止となりました。

甲賀と伊賀の忍者が戦ってはいけないという約束、これが不戦の約定ですね。

 

が・・・家康が世継ぎ決めるのに邪魔だってことで解いちゃったわけです。

どう考えても普通のサムライより超能力忍者を失う方がもったいないと思うんだ(´ω`)

 

絆高確のキャラ組み合わせ

色はパチスロの後付ですが、それぞれこんな関係性です

・黄色(恋)

夜叉丸&蛍火

恋の字が表す通り、シンプルに2人は恋人です。

伊賀衆同士なので、特に何事もなければいずれは結ばれていたのかもしれませんね。

 

・緑(縁)

如月左衛門&お胡夷

あにさま!って言ってるので気付いてる方もいるでしょうが、兄妹です。

兄妹の縁ってあんまり言わない気がしますが・・・縁と緑って似てるよね!

 

・赤(想)

筑摩小四郎&朱絹

想がどちらを指すのか、もしくはどちらも指すのかはわかりません。

小四郎は小さいころから伊賀の次期頭領である朧に対し忠誠や親愛のような想いがあるようです。

また朱絹は物語の中盤以降、小四郎に対し恋愛のような想いを抱くようになります。

おそらくは後者ですかね?

 

・ピンク(絆)

甲賀弦之介&朧

物語の主軸の1つとなる、敵同士でありながら恋人というところから来たものでしょう。

結局は運命に翻弄されて結ばれませんでしたが、来世邂逅のタイトルが表す通り来世でもまた会えるようにとの意味もあるのかもしれませんね。

 

結局どっちが勝ったの?

エンディングを見たことのある猛者は思う事でしょう

結局両方全滅してんじゃん、どっちが勝ったんだよ!と

 

歴史に詳しい方はなんとなく予想が付くかもしれませんが、結果的に勝ったのは伊賀です。

 

物語の中でお互いに出会えば殺し合い、どんどん数も減っていき最後に満身創痍の弦之介と戦闘が苦手な朧だけが生き残ります。

しかし決着を付けなければいけない以上どちらかが死ぬしかありません

弦之介は序盤で目を封じられ、さらに毒に侵され、立っているだけで精一杯の状態。

戦闘が苦手とは言え、あとは朧がちょちょいっと刀で刺せば伊賀の勝利です。

 

ここからがフリーズやエンディングの演出ですね。

思惑を抱える奴らに囲まれて相対する愛し合う二人

弦之介を殺す事ができない朧は自らを刺して息絶え、同時に目が回復した弦之介が見たのは倒れた朧

それを見た弦之介も後を追い、朧を抱いたまま自害してそのまま川へ・・・

 

なんですが、実はその間にもう1シーンあるんですよ。

倒れた朧を見た弦之介は、最後の結果を見るため立ち会っていた服部半蔵の前に置いてある忍法帖(巻物)を手に取り、朧の血でこう記しました

 

「さいごにこれをかききたるは伊賀の忍者朧なり」

 

それを書いてから後を追ったんです。

先に全滅したのは伊賀ですが、その場で弦之介も死亡している以上残るのは結果を書いた忍法帖だけ。

互いが互いを想いあった結果、伊賀の勝利として争いが終わる。

悲しい結末ですね(´;ω;`)

 

ちなみに、なんか黒いおっちゃんが片手を望遠鏡みたいにして

あれは・・・!と言いながら立札を見たら「小役」とか書いてある演出

あの望遠鏡はこの最後に弦之介が書いた文字を遠距離から見るためにしたことです。

 

名シーンも切り取ればまさかの小役演出になるんですね(゜ω゜)

 

 

BT中のBCムービーで出てくる男女は誰?

バジリスクタイム中のバジリスクチャンスでは、通常時の当選と違ってムービーが流れますよね。

並んだ地蔵の前で逢引する男女のムービーです。

弦之介と朧・・・かと思いきや

よく見たら弦之介はケンシロウみたいなマユゲしてるし、朧は朱絹と足して2で割ったような美人系になってる。

 

誰やこれ!

 

実は、この2人は甲賀弾正(甲賀の針じいちゃん)とお幻(伊賀の鷹ばあちゃん)です。

弾正とお幻もかつては恋仲にあり、甲賀と伊賀の長年の溝を解消しようとしていました。

 

しかし2人の想いは天膳の暗躍によって儚く潰され、成就する事はありませんでした。

天膳は昔からリア充を爆発させてたわけですね(゜ω゜;)

 

(おまけ)十人衆の能力

甲賀卍谷

甲賀弦之介(こうがげんのすけ)

言わずと知れた最強主人公

瞳術と呼ばれる瞳を持ち、殺意を持って自分に襲いかかってきた敵を自害・同士討ちさせる。

そのため物語では目を封じられたわけですが・・・

そんなこともあろうかと!しっかり目を閉じた状態で訓練を積んでいるので、目が見えなくてもそこらのサムライより断然強いんです。

さすが主人公

 

甲賀弾正(こうがだんじょう)

弦之介のおじいちゃん

武器はヒゲに隠した毒長針、他の忍者の超能力とも言えるものに比べるとまだ普通の技術の範囲内

 

・風待将監(かざまちしょうげん)

クモの人

筒状にした自分の舌からタンを発射する能力、クソ汚い

が、そのタンは接着剤並みの粘着力

捕縛なんかを得意とするみたいです。

 

・鵜殿丈助(うどのじょうすけ)

ふとっちょ

ゴムボールのような体を持っていてかなり打たれ強く、真剣白羽取りもできる万能脂肪

体を膨らませて風船のように飛んだりもする。

伊賀のタコ爺さんに骨なしの化物と言われた

 

・地虫十兵衛(じむしじゅうべえ)

手足のない占いの人

意外と器用で、基本的には占いで皆の行動の良し悪しを見る役割

いざ戦闘となると、お腹の鱗を使ってヘビのようにすばしっこく這い回り、事前に飲みこんでおいた槍の刃を吐いて攻撃する

 

・室賀豹馬(むろがひょうま)

みんな大好き激アツの人、見よ豹馬!

能力自体は弦之介と同性能の瞳術

アニメ版ではあまり触れられていないが、設定上は夜しか使えない弦之介の劣化版

 

・霞刑部(かすみぎょうぶ)

基本素っ裸の変態さん

それには理由があり、壁や地面に同化して隠れ潜むことが出来る。

潜んだ後は・・・筋肉でなんとかする

 

・如月左衛門(きさらぎさえもん)

あにさま

他人の顔を写し取る能力を持ち、主に倒した敵の顔を写し取って敵地に潜入するスパイ役

写し取るときは倒した敵の顔を土に押し付けてお面を作るように自分の顔に写し取るらしい。

 

・陽炎(かげろう)

弦之介だいすきヤンデレ

欲情すると吐息が毒になる文字通り男殺し、恋慕でも発動するらしく弦之介すらやりかける

母も同じ能力だったらしく、能力を絶やさないように世継ぎが必要な家系なわけだが・・・いったい何人が犠牲になったのか(´ω`;)

 

・お胡夷(おこい)

天真爛漫たらこ唇

いわゆる人間ヒルで、唇に限らず他者と肉体的に接触することで血を吸うことができる。

吸血鬼ではないので、吸った血は後で吐くもよう

 

伊賀鍔隠れ

・朧(おぼろ)

メインヒロイン

忍びの里に生まれながら忍術に一切の適性を見せなかった天使

唯一の能力は生まれながらに持った破幻の瞳

その眼で見られたものは異能を封じられる・・・わりと味方殺し

ナメクジおじさんは海に落ちた時に見てもらえば助かったんじゃないのか・・・?

 

薬師寺天膳(やくしじてんぜん)

全ての元凶、ラスボス

パチスロでも演出がある通り、不死の能力

傷を負っても体内に住んでいる謎の生物がムニャムニャしたらくっついて復活する。

剣士としては強いほうらしいが・・・攻撃向けではないせいか油断してわりとよく殺される

天膳殿がまた死んでおられるぞ!

 

・お幻(おげん)

伊賀の頭領ババア

能力・・・と呼べるものは正直謎で、鷹を使ってなんやかんやしますが・・・ぶっちゃけ死んだ後も鷹が単体で活躍してる、どっちが本体だ?

基本的にはいい人

 

・小豆蠟斎(あずきろうさい)

タコじじい

見たままくにゃくにゃが能力、ぬらりひょんみたいな頭は飾り

甲賀のゴムボールに骨なしの化物と言われた

 

・蓑念鬼(みのねんき)

鼻毛おやじ

体毛を自由に操って絡めたり突き刺したりする

油断しなければわりと強そうなのにすぐ調子に乗る、そしてしぬ

 

・夜叉丸(やしゃまる)

蛍火の恋人イケメン

女性の髪を寄り合わせて秘伝の獣油を塗り込んだ黒縄と呼ばれる紐を自在に操る

広範囲攻撃型で強そうだったのに・・・

 

・蛍火(ほたるび)

夜叉丸の恋人

白蛇と蝶による幻術が能力・・・だけどかけられたらどうなるのかは謎

早々に夜叉丸を殺され、さらに夜叉丸に変身した左衛門に騙されて復讐に燃えヤンデレ

普通にしてれば下手すりゃ朧よりかわいいのに

 

・朱絹(あけぎぬ)

地獄の露払いをさせられた人

能力は皮膚から出る霧状の血で、目くらましやマーキングに使える

基本的に冷静で、甲賀を憎みつつも朧の気持ちも汲んでくれる伊賀の理性であり良心

 

・雨夜陣五郎(あまよじんごろう)

海が嫌いな人

ナメクジのように塩で体が溶ける

それ自体が能力だが溶けてる間はめっちゃ苦しそう、正直弱点じゃねぇの?としか思えない。

・・・が、一応能力で小型化して体内に潜り込んで一人倒してはいる。

 

・筑摩小四郎(ちくまこしろう)

新進気鋭の若造

鎌での攻撃と呼吸によって作り出すカマイタチが能力

元々目はみえていたが、不戦の約定の解除を知らずに伊賀に遊びに来た弦之介を天膳の命令で襲い瞳術でカマイタチが暴発して目をやられた。

実は瞳術を受けてなお生きている希少な人間かもしれない

 

あとがき

ということで、バジリスクは超悲恋な物語でした。

簡単に言えば和風ロミオとジュリエットって感じですね

 

14年ぐらい前の作品ですが、正直めっちゃおもしろいです

今回は主にパチスロに関する部分だけ触れましたが、見たことない方には是非見てほしい!

忍者同士のバトル物だと思って見ると、これ忍術か・・・?ってなりますけどね(´ω`;)

 

ちなみにアニメだけでなく漫画もあり、内容はほぼ同じ

5巻完結なのでサクっと読めると思いますよ。

 

え、桜花忍法帖

そんなものはなかった、いいね。