終わりゆく時代、5号機の歴史を振り返るファイナル [2016年~現在まで]
終わりゆく時代、5号機の歴史を振り返る
今回で振り返って懐かしもう企画もファイナルとなります。
正直この頃からは規制に次ぐ規制で5.5号機⇒5.9号機⇒6号機と激動の時代で、メーカー・ホール・ユーザー全てにとって本物の暗黒期です。
我々の楽しみを奪うお上に呪いを送りつつ、5号機最後の瞬間までを振り返っていきましょう。
【2016年~2017年】規制続きの暗黒期、出ないヒットと5.5号機
2015年12月からの型式検定変更に伴い、時代は5.5号機に移りました。
移りましたが、2016年~2017年は本当に暗黒期と言える時期でヒット作がほとんどありません、絆でホールの看板となったバジリスクシリーズでさえ3は売れませんでした。
ホールも今の状況と変わらず、絆や凱旋などの旧基準機に頼った営業でに入り、他は一部の5.5号機とバラエティ、あとはジャグラーで構成されたラインナップとなります。
明らかに新台の買い控えが見られました。
そんな中でなんとかヒットを出そうとメーカーは頑張りますが・・・ビッグネームの続編を出せども全く当たらない。
かろうじてヒットしたのは魔法少女まどか☆マギカ2と押忍!番長3ぐらいでしょうか。
まどマギ2は初代の水増し的に数台導入された印象ですが、5.5号機の中では比較的マシだという評価のようです。
システム的にはボーナス+純増1.5枚のARTと実質的な退化なんですが、すでに確立した爆裂AT・ARTを切り捨ててあえて退化させたその判断はさすがだと思います。
ATやARTに固執した新台が軒並み爆死してますからね・・・
そしてなんとか出たヒット作、押忍!番長3
純増2.0枚のARTのセットループで出玉を増やす、シンプルに新規制に対応した機種。
ゲーム性は番長2を踏襲していて面白いし、減った獲得枚数をベル天井やゲーム数でフォローしてはいるが、仕方ないとは言えやはりスペックは見劣りする・・・
そうは言っても30%規制もあってある程度は入れ替えざるを得ないので、なら買うならこれかなと消極的に導入が始まりました。
のはずだったんですが、新台で番長というビッグタイトル。
ちょっと触ってみるかと打ってみたら案外いける?といった印象から思っていたよりユーザー受けは良く、後から増台したホールも見られました。
厳しい規制の中でもなんとかヒットさせた良台ですね。
他には本当にありません・・・
アクロス系のやまどマギAなどのAタイプを始め、ちらほらとバラエティコーナーに数台導入される程度でホールのラインナップはほとんど変わる事はありませんでした。
結局5.5号機時代は大きなヒットが出ないままさらに規制が入り、時代は5.9号機となってしまいました。
あ、熊酒場2丁目店は出ましたよ!
相変わらずの世界観と脳死で打てるノーマル告知。
リオパラを思い出すリール配列も高評価ですし、筐体下部をビールにしたところも素晴らしい出来です。
もう完全に全私を虜にしました。
あ、個人的には小熊で媚びてきたのはちょっとマイナスかな・・・?ストレートにおかみさんで謎の世界観を堪能したかった( ˘ω˘ )
正直出るとは思っていなかったのでびっくりしました。
6号機時代になってもぜひ3丁目を出してください、楽しみにしてます。
【2018年】どん底の5.9号機と時代の終わり
とうとう今年に入りました。
2017年は5.5号機となり暗黒期になってしまいましたが、実は5.5号機の新規設置は2017年9月までで、2017年10月からは5.9号機時代になっています。
どちらも大きなヒットはなく、5.9号機なんて見向きもされなかったと言ってもいいほどのゴミ扱いを受けていましたので、ホールのラインナップも相変わらず変わりません。
皆さんの体感としても5.5号機で出玉が減ったと思ったら気が付けば6号機だったといった感じではないでしょうか?
でも実は5.9号機は結構出ています。
魔法少女まどか☆マギカAや押忍!番長AなどのスペックをいじったAタイプは5.9号機ですし、新世紀エヴァンゲリヲン~まごころを君に2や500台導入のレア台ちゃぶ台返しも5.9号機です。
Aタイプばっかりですね・・・
とういのも5.9号機には新台開発にかけられた呪いとも言える有利区間の概念が追加され、高確率やARTなどの打ち手に有利となる区間は1500ゲームまでという規則になりました。
また、同時に有利区間は打ち手に知らせなければいけないという規則もあって、ランプが付いていれば有利区間、消えていれば有利区間じゃないという一目で内部状態が分かってしまう有様です。
ゲーム性もクソもねぇ!
規制を作っている人間がどれだけ打ち手の心を知らないかが良くわかる規制ですね。
そんなこんなで2018年はAタイプが多く入っています。
Aタイプ界には王者ジャグラーがいる事は重々承知の上で、Aタイプを出さざるを得なかった開発者は心苦しいものがあるのでしょう・・・
慌ただしく変わる規制の中で面白い台を開発する事は難しく、あのミリゴシリーズですらゆるせぽねなんて迷機を出しちゃうレベルですしね。
【現在】さようなら5号機、こんにちは6号機
ということで5号機は馬鹿な規制によって殺され、一つの時代が終了しました。
今後ホールに導入される機種はほぼ6号機となり、スペックも出玉もこれまでとは全く違う劣った機種しか出せません。
もうほんと・・・楽しくやってるんだからほっとけって話ですよ
依存症対策とか大きなお世話、こっちは好きで打っとるんだ!
なんて文句をぶちまけたくなりますけど、決まったものはどうにもなりません・・・
今後メーカー開発者の皆様がうまく規制の網を抜け、6号機のスペックを最大限に使ったハイスペック機を出してくれる事を期待しましょう。
まぁまだ暫くの間は旧基準機や5.5号機が打てる状況が続くので、今の間に打っておくと良いかもしれませんね。
旧基準機検定切れカレンダー
ということで、簡易的な物ではありますが現在設置されている主流な5号機がいつまで打てるのか、命日一覧を置いておきます。
皆様の打ち収めの時期を考えてくださいね(´;ω;`)
メジャーな旧基準機
あくまで認定切れの日付であり、この日付までは必ず打てるという事ではありません。
現在行われている高射幸性機の設置割合自主規制により、以下の割合以下にすることになるので沖ドキ!以外はホール次第でいつ消えてもおかしくない状況です。
現在⇒30%以下に規制中
2019年1月31日までに15%以下(延期の発表あり、いつになるかは不明)
2020年1月31日までに5%以下
2021年1月31日までに全撤去
2019年
・北斗の拳-転生の章- ⇒ 2019年4月7日
・化物語 ⇒ 2019年8月25日
・魔法少女まどか☆マギカ ⇒ 2019年10月27日
・モンスターハンター月下雷鳴 ⇒ 2019年12月8日
・アナザーゴッドハーデス-奪われたZEUS ver- ⇒ 2019年12月15日
2020年
・マクロスフロンティア2 ⇒ 2020年4月20日
・沖ドキ! ⇒ 2020年6月1日
・スーパービンゴネオ ⇒ 2020年7月27日
・押忍!サラリーマン番長 ⇒ 2020年8月10日
・ミリオンゴッド-神々の凱旋- ⇒ 2020年11月16日
5.5号機・5.9号機
5.5号機と5.9号機については高射幸性機に含まれない新基準機なので、規制とは関係なく3年の検定期間とさらに3年の再認定で計6年間の寿命になります。
なので2018年11月現在、ホールに存在する全ての5.5号機は2021年まで延命可能です。
ただ規制の序盤に出た一部の5.5号機は新基準に該当しておらず、再認定を受けることができませんので3年でさよならになります・・・が、本記事公開の11月23日時点ではすでにホールから全て撤去されていますのであまり気にする必要はないかと思います。
あとがき
激動の5号機時代を振り返り懐かしむ企画、いかがだったでしょうか。
5号機時代には4号機からのスロッターが「あの頃はよかった」なんて言っていましたが、6号機の時代になると5号機時代のスロッターがあの頃は・・・って言うようになるんでしょう、時代の流れですね(´・ω・`)
今回で振り返りはおしまいとなりますが、パチスロはまだまだ面白くなっていくものと願っています。
たのむで開発さん!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
この記事を読んで下さった全ての方と共に、規制が緩和されますように!