ジャンバリ関西版が廃刊・・・これからのパチンコ情報誌はどうあるべき?
先日の大阪府内における来店イベント自主規制を受け、
大手イベント系パチンコ情報誌の関西版ジャンバリが12月24日を最後に廃刊することとなったようです。
来店は無駄・その分還元しろなんて言われやすいパチンコ系メディアですが、こうして一つの文化が規制によって消えていくというのは物悲しいものがありますね。
引用
お疲れさまです。
— ATIME梅田御堂筋店@ventilation Manager (@AtimeManager) 2018年11月30日
ジャンバリさんから、関西版廃刊のお知らせメールが。
毎月ただで送ってきてもらってたし、マンガは読んでたので残念。
規制の波が押し寄せてるのを肌で感じます。
と、たまには、業界人ぽい発言をしてみました(^_^) pic.twitter.com/PdfNXbTJeT
表題の件、突然ではございますが
「関西版ジャンバリ」は12月24日発売号をもちまして
廃刊させていただくことが決定いたしました。
先日の大阪府下においての広告・宣伝に関する自主規制の影響により
今後の市場に対応することが出来ない状況となり、
発刊する役目を終えたと判断させていただきました。
他の関西の店舗様・ユーザー様には申し訳ございませんが
ご理解賜りますようお願い申し上げます。
これまでのご愛顧とご支援を賜りましたことに対して
この場を借りまして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
あくまで関西版のみ、だが・・・
関西圏以外の皆様、ご安心ください。
今回の廃刊はあくまで関西版のみのことのようで、他の地域版やweb版、ジャンバリTVなどはひとまず無事です。
ただ、今回はライター来店やメディア取材をパチンコ店の広告だと大阪府警に指摘され、大遊協がかなり厳しく自主規制を入れたことで話題となっているわけですが
大阪だけでしょ?ってわけにはいきません。
他県の事なのではっきりした情報ではないですが、現時点でこれだけの都道府県が広告・宣伝の問題について何らかのアクションを起こしています。
処分にまで言及されているところ
埼玉
自主規制中
岩手・宮城・大阪・岡山・大分
一部自粛中
新潟
注意や指導の強化など、釘を刺されている段階
北海道・群馬・東京・千葉・神奈川・富山・静岡・三重・愛知・京都・福岡
その他の制限
佐賀⇒月に2回まで、1週間以上の間隔を開ける
鹿児島⇒月に1回まで、告知は3日前~当日、特定機種の示唆はNG
佐賀と鹿児島ゆるいな!
便宜上その他の制限とは言いましたけど、今の流れからすると制限と言うよりむしろやっていいよっていうお墨付きに聞こえる・・・
特定機種の示唆NGとか、ライターだの取材だの関係なく元々NGですからね。
おそらく
自分で制限入れたので禁止にしないでね(´;ω;`)
ってことなんでしょうけど、状況はもはやそんな段階ではないでしょう。
全体的にみると注意や指導の強化で「おまえらわかってるよな?」って言われてる状態なので完全に時間の問題です。
すでに一部の県では自主規制までしていますし、近いうちに全国的に禁止になるでしょうね・・・
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今後のパチ情報誌の在り方
これまで主にイベント系情報誌はライターを抱え、自分でイベントを行えなくなったホールに代わって代理で広告を行うというビジネスモデルでやってきました。
これはホールが自分で宣伝ができないという特殊な条件下でのことではありますが
・メディア⇒ホールからお金を貰える
・ホール⇒支払いはあるが、集客を見込める
・ユーザー⇒還元は減るが、ある程度設定の予測をつけやすくなる
と、一応ではありますが各所に利点がありビジネスとして成り立つものでしたが、今回の広告・宣伝の規制を受けて、このビジネスモデルはぶっ壊れました。
そこで今後はどのようなメディアが必要とされることになるのか、いくつか考えてみたいと思います。
諸々の事情もあるでしょうし、実現可能なのかどうかわかりませんが・・・ホールの寄生虫とは言えユーザー側としても情報が完全に断たれるというのは痛いので、不要なものは淘汰して必要な物を残していければ良いですね。
【その1】新台紹介動画の拡張
今でも一部のメディアがライターを出演者とした試打動画をyoutubeにアップしていたりしますが、大抵動画上部とかに店舗名が入っていますよね。
これも今後は店舗の宣伝行為と言われかねませんが、ユーザーが試打動画から得られる情報は多いですし需要があります。
当然新台ともなればなおさらですし、いっそメーカーを巻き込んでみるとかどうでしょう
メーカー本社内には大抵試打室とも言えるデバッグルームがあります。
これは5台~10台程度の小さなホールのようなものなので、ホールと同じ感覚で打つことが出来ますし、メーカー側もメディアやライターのネームバリューを使って新台を宣伝することが出来ます。
またメーカーを巻き込むという事は、特殊なROMを使って自由にフラグを立てることもできるので、通常の試打とは別にレア演出を意図的に出したりすることもできると思います。
youtube以外にも自社で動画サイトを持ち、広告収入を得ることでメーカーが支払う費用も安くできますし・・・いけるんじゃないかな?
【その2】パチンコ・パチスロ専用情報交換サイトの運営
現メディアでなくとも可能なことですが、web上でユーザー同士が情報を交換できるサイトを運営する。
もちろんユーザーは自分が持っている有益な情報を他者に漏らしたくないでしょうから、ホールがユーザーを装って情報を投下するわけです。
ネット上には縦読みや斜め読みなんていう情報隠しもありますし、バレ辛いとは思います。
上手くやれば抜け穴的な物はみえてきそうですが・・・悪く言えばステマの巣窟なので情報の精査が大変ですし、あくまで抜け穴なのでバレてしまって禁止と言われればそれまでです。
リスクもありそうですしあまり現実的ではないかもですね。
【その3】正体を明かさず調査する
イメージ的に言えば最後まで正体を明かさないミシュランガイドのようなものです。
マスメディアとしての本来の役割ですね。
イベントを作ろうとするのではなく各ホールを匿名でしっかりと調査し、良い事も悪い事も包み隠さず公開する。
収入は雑誌の販売やweb登録など我々ユーザーから取る形にはなりますが、本当に有益な情報であれば売れるのではないかと思います。
これが可能であればしっかり還元をしている優良店にはより人が集まり、年中ボッタクリの極悪店は淘汰されるので非常に良い事です!
ただ、将来性は少し怪しいかもしれません。
いくら良し悪しすべてを公開するとは言ってもホールの広告・宣伝に含まれる可能性が高いですし、第三者のホール宣伝と言われれば禁止になる可能性もあります。
ユーザー目線での有用性は非常に高いので、できることなら実現してほしいところですね。
あとがき
以上、関西版ジャンバリ廃刊の悲報と業界メディアのこれからについてでした。
後半妄想みたいになっちゃいましたが・・・なんにしてもこれからイベントに頼ってきたメディアは苦境でしょうね。
今回はジャンバリでしたが、規制の波が全国に広がるにつれて他にも廃刊が出るかもしれません、皆様情報源は今のうちに複数探しておいた方がいいかもしれませんよ!
といったところで今回はここまで
この記事を読んで下さった全ての方に1G連の幸運が舞い降りますように