パチパチ情報部

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有利区間と2400枚リミットを考える、この規制許せる?許せない?

 

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5.9号機で始まった有利区間と3000枚規制

実際にリミット搭載機がホールに導入されてから暫く経ちました。

 

わかってます、わかってますよ!

 

こんなもん許せるわけがない!

 

ユーザーには当然受け入れられておらず、パチスロ始まって以来のゴミクソ規制とされていて、今すぐにでも撤廃するべきだと私も思います。

 

ただ、一部では大量上乗せやプレミアボーナスなど、引けばほぼ勝ちとされるいわゆる爆裂契機に取られていた割を他に回すことで1000枚~2000枚程度が出る機会はむしろ増えるのではないかとも言われていました。

 

そこで改めて考えてみる。

 

リミット規制は本当に小勝ちの機会を増やすのか?

台のスペックから読み解いていきたいと思います。

 

 

 

 

有利区間と枚数リミットおさらい

5.9号機

有利区間1500G規制

5.9号機は正確には枚数規制は存在せず、有利区間の最大が1500Gまでという規制でした。

3000枚規制と言われたのは、これの有利区間1500Gという条件とAT/ARTの純増上限が2枚までとされているため、1500G×2枚で3000枚ってことですね。

 

ただし、実際にはATやARTだけでなく高確状態やCZなども有利区間としてカウントされるので、一般的に突入パターンとなる高確⇒CZを経てATやARTに入る流れでは出メダルなしで有利区間を消化してしまうことになります。

 

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わかりやすく簡単な図にするとこんな感じで、AT/ARTに突入する前に有利区間を消費すればするほど完走時の出玉は少なくなります。

このため3000枚出る事はまずなく、実際の最大獲得上限は良くて2800枚程度ではないかと思います。

6号機

有利区間1500Gもしくは2400枚

5.9号機で追加された有利区間1500Gまでの規制はそのままに、獲得枚数2400枚までの規制が追加されました。

規制の上では5.9号機よりもさらに厳しくされた形です。

 

ただ、現実的にはそうでもありません。

6号機では5.9号機まで規制されていた純増の上限が撤廃されたので、高純増の機種を作ることが可能となりました。

 

例えば、純増4枚のARTを作れば約600Gで枚数リミットの2400枚に到達するわけです。

 

そのため純増を多くすれば1500Gも必要なくなり、突入までに有利区間をいくらか消化してしまっても2400枚までキッチリ出しやすくなりました。

 

まぁ2400枚と獲得枚数的には下がってしまっているので・・・規制強化でもあり緩和でもあると言えますね。

 

1000枚~2000程度の枚排出率は上がる?

あがりま・・・・せん!

 

実際上がってません、ただ上がるように作ることは出来ます

 

今の6号機は5号機準拠のAT機が主流ですが、これがそもそも間違いです。

 

ATを使うこと自体はいいんですが、今のAT機って5号機の基準で可能な限り出玉を偏らせようと試行錯誤したものの集大成なんですよ。

通常時の飲み込みを鋭くして、その分を一撃に寄せる。

これはホールが求めた結果でもあって、低設定でも爆裂フラグを引けばドカっと出るいわゆる事故を起こすためのスペックになってます。

 

ざっくりグラフで言えばこんな感じ

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それを無理やり6号機基準に合わせているので、ただの5号機の劣化スペックに過ぎないものになっています。

 

当然ですよね、規制で出玉率が下がってるんだから。

 

今はまだ仕方ないと思います、6号機になったばかりでメーカーも試行錯誤の段階でしょう。

5号機も初期はA+RTの一撃なんて精々1000枚かそこらの機種ばかりでしたが、A+ART、擬似ボーナスとART、ATとシステムが考案されるにつれてどんどん一撃性が大きくなっていきマシtあ。

6号機も今後今の規制内でスペックを最大限に引き出せる小役やボーナスの確率、上乗せ率、純増などが把握されたり、そもそもアクセルATに変わる新しいシステムが考案されたりと出玉性能は上がっていくと思います。

 

テーマの2400枚規制を考慮した上での出玉推移を考えると理想形はこんな感じでしょうか。

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1000枚~2000枚程度の波を多く出してゆるやかに万枚を目指す形

 

これなら2500枚規制があっても出玉を確保できます・・・が、これを再現しようとすると高確やCZもある程度維持しなければならないので、有利区間の存在が邪魔になりますね(´・ω・`)

 

また時間あたりの出玉上限もあります。

テーマから逸れるので詳しくは書きませんが、これをクリアしつつ最終的な大量獲得を目指すとなると・・・今のシステムでは難しい気がしますね。

なんとか検定神の目をごまかすしかない(`・ω・´)

 

 

有利区間と枚数規制の利点

利点なんてあるわけないだろと思いがちですけど、視野を広げてなんとか探し出してみました。

 

すると・・・一応ありましたよ、利点。

 

前項で言いましたが、5号機のAT機はホールの求めるものとして低設定でも一撃性がある台を作ろうとして、それを実現しました。

これはユーザーにとってまぐれで勝てるチャンスでもあったのは確かですが、同時に低設定でもユーザーの不満を解消してしまうと言う事でもあります。

 

どういう事かと言うと、設定通りに出る機種Aと低設定でも爆発する事のある機種Bがそれぞれ10台あったとします。

これにそれぞれ設定を配分するとき

Bは全台設定1で営業しても1台か2台はまぐれで爆発することもあるので、ユーザーから見ると数台は設定が入っていると勘違いしてもおかしくない状況が生まれます。

しかしAを10台とも1にすると設定通り全く出ない結果となるので、ホールとしては非常にイメージが悪いわけです。

そのイメージダウンを回避するためには、ホールは数台は中間設定や高設定を使わざるを得なくなります。

 

ここで有利区間と枚数制限の話に戻ります。

一撃の出玉に制限があるってことは、しっかりとATに入る台でなければ勝てません。

言い換えれば、飲み込む場合はともかく出る場合に限っては設定通りに出やすくなるってことです。

 

もうお分かりですよね。

有利区間規制の唯一の利点は、設定状況が良くなる可能性の要因となることです。

 

もちろんホール側が「そんなもん知るか、今日は回収だ」と考えれば設定は良くなりませんけど・・・ある程度出ていることを見せなければ客が飛ぶだけなので、5号機から6号機への移行中であることを省いても、ホールは平均設定を上げざるを得ないと思います。

 

これに気付かず今まで通りの回収設定で営業するようなホールは遠からず消えていくでしょうね。

 

結論

考えてみたけど、やっぱり許せない!

 

利点もありましたが絶対的な物ではないですし、やはり有利区間の存在は邪魔でしかないです。

メーカーもホールもユーザーも一刻も早く有利区間の撤廃を訴えるべきです( ˘ω˘ )

 

あとがき

なんとか許してやれないものかと思いましたが、やっぱり無理でした。

 

いわば逆天井みたいなものですもんね、別に有利区間あってもいいよって人がいるんでしょうか?

もしいたらその人は菩薩とか名乗っていいと思うよ(゚ω゚ )

 

ということで、今回はここまでになります。

この記事を読んで下さった全ての方が心の底から楽しめる6号機が出ますように。