パチパチ情報部

パチパチ情報部

パチンコパチスロを変な方向から紐解く、一味変わった情報をお届け

【スポンサーリンク】

意外と知らない機種設置期限の話、みなし機は超貴重品!

f:id:pachi-jyouhoukyoku:20181210221455p:plain

 

皆さんパチンコ・パチスロ機の設置期限はご存知ですか?

パチンコやパチスロ風営法で許可されたものしか設置できず、その期間には明確に制限があります。

 

ただ・・・

実は期限が来ても設置できなくはない!

 

ってことで記事にしてみることにしました、機種の設置期限とみなし機についてです。

 

機種の設置期限

さっそくですが機種の設置期限からいきましょう。

結論から言ってしまうと

 

解釈によって異なる

 

曖昧ですね(´ω`;)

 

それだけだと何の説明にもならないので、もう少し詳しく紐解いていきましょう。

 

 

3年

検定に合格してから3年間は型式試験に適合した検定機として扱われます。

この3年の間は「変更承認申請」出すことができ、ちゃんと言ってさえくれればパーツとか交換してもいいよっていう期限が3年です。

 

ちなみに「型式の試験」なので、1回合格してしまえば同じ型式の全ての機種が検定機として稼働可能になります。

 

パチスロ悪魔のピエロ」という台が検定に通過し、後に人気となってパネル違いの「パチスロ悪魔のピエロ-天使パネル-」の発売が決定したとします。

 

この場合

・「パチスロ悪魔のピエロ」の型式が適合しているので、全国の「パチスロ悪魔のピエロ」が検定機となる(1台1台受ける必要がない)

・「パチスロ悪魔のピエロ-天使パネル-」は外装が違うだけの増産であり、中身はすでに「パチスロ悪魔のピエロ」として検定に通過しているので検定機となる

 

って感じですね。

ただ、極稀にですがパネル違いであえて型式を変えているものもあって、バジリスク絆の青パネルと赤パネルなんかがそれです。

これはたぶんですが・・・後発パネルが出たのが2015年なので、事前に高射幸性機規制の情報を得ていたユニバがギリギリまで設置できるように改めて検定を通したんじゃないかな・・・たぶんですよ!

 

12月12日追記

違いました、マジすいません(´;ω;`)

調べてみると2015年に出たのは赤パネルの朧バージョンで、検定通過自体は赤も青も2013年12月でした。

お詫びして訂正します、大変失礼しました<(_ _)>

 

6年

検定期間の3年のうちに「認定申請」を出して許可されることで、「変更承認申請」を申請できる期間を3年間延長することができます。

検定3年+認定3年で計6年ってことですね。

(基本的に検定期間であればいつでも認定申請を出すことが可能ですが、一部地域では期限切れ60日~20日前の間という指定があるようです)

 

認定申請とは

パチンコ店:この機種人気だからもっと長く使いたいんで延長して下さい

所轄の警察:了解、今度チェックしに行くわ

~検査当日~

所轄の警察:OK、あと3年パーツ交換してええよ、ちゃんと申請はしてや

パチンコ店:やったぜ!

 

って感じの申請です。

これは型式試験と違って1台1台に申請が必要で、認定された機械を認定機と言います。

全く同じ型式の機種が10台設置されていて、その10台すべてを認定してもらいたい場合、10台分の費用がかかるってことですね。

 

みなし機とは

みなし機とは、以下のどちらかの条件を満たした機械の事を指します。

・検定通過から3年以内に認定申請を提出しなかった機械

・認定申請後3年を過ぎ認定機関が終了した機械

 

これらは一応検定を通過している機械なので正常だとみなしますってことでみなし機と言われるんですが、このみなし機

 

一応店舗に設置することができます

 

これが冒頭で期限が過ぎても設置できなくはないと言った理由ですね。

 

じゃあ全部みなし機にしたほうが低コストなのかというと、そういうわけにもいきません。

薄々すでに気付いているかと思いますが・・・

「変更承認申請」コイツですね。

みなし機になってしまうとこの申請を出すことが出来なくなるので、破損や故障してしまうとパーツの交換が出来ないんです。

 

古い機種がバラエティに1台設置されていて、打ってみるとパチンコのバネがグダグダだったり、パチスロだとリールのバックランプが消えていて

 

修理しろよクソが!

 

って感じた経験ないですか?

そういうのがそのまま放置されている理由が大抵これです。

直したくても直せないんですね、勝手にやっちゃうと無承認変更ってことで処分されちゃうんで・・・

 

みなし機の貴重さ

みなし機がどういうものかは前項で知ってもらえたと思います。

ならもうその貴重さは分かりますよね。

 

一部のランプが消えてたりリールのカクつきぐらいならまだ無理して稼働することもできますが・・・ボタンが効かないとか液晶が映らないとか、致命的なダメージを負ってしまうとご臨終です、修理できませんから(´;ω;`)

 

そんな貴重品に台パンかますとか、正気の沙汰じゃない

古美術品の高価な皿でカレー食うようなもんですよ。

 

台パンはマナーがどうこうとかもありますけど、そんなことよりみなし機への台パンは重罪です

昔すごく好きだった機種が僅かにみなし機として残っていたのに、台パンされて壊れて撤去なんてことになるとほんともう・・・殺意湧きますからね

出来るだけ大事に扱って長く楽しもうぜ(´・ω・`)

 

解釈によって違う?

このみなし機、そもそもの話ですが法的に「まともな機会とみなします、設置してもいいよ」とされているものではありません。

あくまでホール側が「OKとみなせるから設置している、指摘されたら撤去しなければならない」程度の物に過ぎません。

 

人によって解釈が違っていて

決められた期間がある以上は過ぎてしまえば違法機だと言う人もいれば、違法とされていないんだから合法だと言う人もいます。

 

結局の所、明確に決められてないから指摘されるまでは置いておける程度のもので、同時にある程度黙認されているから設置できているだけといったものなのでしょう。

 

特に現在は高射幸性機の撤去に向け変革の時期です。

今の所は解釈によって違うという状態であっても、いずれは最大6年で撤去しなさいと明確に言われてしまうんじゃないかと思います。

 

あとがき

ということで設置期限とみなし機についてでした。

 

今大人気のバジリスク絆やハーデスなど旧基準機もそのほとんどが後半3年の認定機になっています。

他にもほとんどの5号機は認定機なので、手荒に打って壊れてしまったらホール側は

「もう撤去直前だし修理費という名目で補填してさっさと入れ替えてしまうか」

なんて判断をしないとも限りません。

 

 

なので、ぼろ負けして台パンしたくなる気持ちがわからんではないですけど

今後も打てるかどうかに関わってくるんで、機械は大事に扱いましょ(゚ω゚ )

 

さて、今回はここまでとなります。

この記事を読んで下さった全ての方に来世邂逅が訪れますように。