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終わりゆく時代、5号機の歴史を振り返る第三弾 [2011年~2012年まで]

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5号機時代の終焉に伴い、激動と規制の5号機の歴史を振り返ろう

早くいものですでに第三弾です。

 

2005年から始まった5号機時代、これまでは主にA+RTやA+ARTなどのボーナスを基準として出玉を可能な限り増やそうという進化でした。

しかし、ここから先は5号機の大変革とも言える

 

リアルボーナスなんぞいらんのではないか?

 

という発想が定着していきます。

 

第三弾ではそんな変革の2011年~を振り返っていきましょう。

 

【2011年前半】ゲーム数上乗せ型ARTの定着

ゲーム数上乗せ型ARTは、現在の6号機時代となっても採用されているARTやATのゲーム数を特定の小役やボーナスなどを引くことで上乗せして延命しようという発想です。

 

この発想自体は実は2011年ではなく2007年のマーベルヒーローズが発搭載し、前年の2010年に登場した忍魂や初代鬼武者が採用してすでに人気となっていたんですが、真に定着したのはこの2011年だと思います。

 

というのも・・・この年にはメーカーはついに

 

もうARTだけでいけんじゃね?

 

という発想にたどり着き、リアルボーナスをほぼ使わずにメインの出玉を完全にARTに移行していきます。

具体的にはリアルボーナスに使われていた分の割をなくし、爆発フラグの追加や、ゲーム数・突入率・引き戻し率などに割り当ててART自体の性能を向上させました。

そうなればART=実質ボーナスになり、ゲーム数上乗せシステムとの相性が抜群になったわけです。

 

例えばミズホは満を持して悪魔の後継機ミリオンゴッド-神々の系譜-を出してきました。

正直当時のミリオンゴッドのイメージって4号機を死に追いやったヤツ的なものだったので、性懲りもなくミリゴなんか出して大丈夫なのか・・・?って雰囲気がありましたね。

 

まぁ、実際出てみると中身は4号機のような悪魔じみたものではなく、今のハーデス凱旋に近いマイルドっちゃマイルドなものでした。

規則が変わって4号機のような悪魔は出せなくなっているので当然なんですが、4号機と比べればマイルドながらもしっかりゴッドっぽい荒さは継承していたなかなかの良台だったと思います。

 

 

また、ART時代を切り開いてきた山佐からはモンキーターンが出ました。

これもまたリアルボーナスは非搭載でARTのみ、しかもARTのみであるという利点を最大限に生かし、4号機さながらのゾーンの概念を復活させました。

他にも自力解除ゾーンとして固定ARTを搭載し、ベル(ペラ図柄)入賞の一部で解除(本ART当選)という非常に面白いゲーム性でした。

 

モンキーターンは5号機変革の立役者だと思います。

導入当時はそこまで評価されていなかったんですが、じわじわ勢力を伸ばして最終的には半島~1島ぐらいはもぎ取っていましたね。

続編が振るわなかったのは残念ですが・・・少なくとも初代に関しては間違いなく名機でした。

 

 

【2011年後半】大都時代の到来、伝説的人気機の登場

そんな変革期の中、大都技研からとうとうコイツが登場します

 

5号機の伝説的な台、押忍!番長2

リアルボーナスを1/16384の超番長ボーナスに限定し、それを爆発フラグとして割り切って使う。

さらに当時は斬新だった擬似ボーナスを採用し、ゲーム数固定の第一ARTと、第一ART中の小役を契機に突入するゲーム数上乗せ型の第二ARTに分けて複数搭載してきました。

 

これによりホールは番長2一色となります。

そりゃもう大人気で、3島~4島が番長2で埋まっているなんてことも珍しくなく完全に番長2の時代にでした。

  

が、他のメーカーも黙ってはいません。

エウレカで覇権を取ったサミーは4号機の後継機で勝負をかけてきます。

 

そう、北斗の拳-世紀末救世主伝説-です。

正直番長2と重なってしまったせいかそこまで人気は出なかったんですが、激闘乱舞や宿命の刻など後のヒット作である転生に続くようなシステムが見られました。

 

ん、北斗の後継は乱世とかNEXT ZONEだって?

・・・ちょっと何言ってるかわからないですね(´ω`)

 

 はい次いこう

 Bistyもエヴァシリーズの第五弾ヱヴァンゲリヲン-真実の翼-で応戦します。

 

が・・・そもそもAタイプとART機はまったく土俵が違ったことと、この頃になるとまごころで確立したエヴァ人気もだいぶ下火となっていて、残念ながら覇権どころかAタイプ覇権をジャグラーから取り戻す事もありませんでした。

 

正直エヴァはもういいよ的な感覚があったような気がします(´ω`;)

エヴァシリーズの一番の魅力は設定の見抜きやすさだったので、ある程度台数が入っていれば設定も期待できるので良いんですが、少数導入で設定が期待できないとなると打つ意味があまりないという面もありました。

ある意味ではこれもホールに殺されたのかもしれませんね。

 

【2012年】ART時代終盤とAT機の登場

 終盤とは言え2012年はまだまだART機の時代です。

2011年から続く番長2の覇権は変わっていませんが、負けてなるものかとさらに面白い機種が続々出てきます。

個人的にはこの時期が5号機時代で一番楽しかったかもしれません。

 

まず2012年最初のヒット作はあの大人気ゲームとのタイアップ機、初代モンスターハンターです。

A+ART機でボーナスを契機にARTに入るというこの頃になるとすでに使い古されたシステムではあったんですが、その秀逸な演出バランスがモンハンの世界観とうまくかみ合ってメチャクチャ面白かったです。

またマイスロをうまく使ってゲームのハンターランクを再現するなどの工夫もあって、狙いがなければモンハンにしようかなみたいな、ついつい打っちゃうホイホイ的な台でした。

 

ちなみに、マイスロの話題があったことで気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが初代モンスターハンターはサミー系のロデオから発売されました。

後に登場する月下雷鳴狂竜戦線カプコン傘下のエンターライズ産なので、便宜上初代とは言いましたが続編でも後継でもない全く別のモンスターハンターです。

カプコン系列ということもありますし、むしろ後発のほうが純正と言えるかもしれませんが・・・どっちも面白かったから良し!

 

 

そしてNET

萌えスロの伝道師NET

相変わらず萌えスロで常識を砕く形でシンデレラブレイドが登場します。

1プッシュ1プッシュが継続抽選でゲーム数を上乗せするというシステムがまず斬新でしたが、何よりも演出がおしりペンペンというぎりっぎりを攻めてきた機種でした。

エロいんだけどお仕置きだからエロくない、そりゃ検定も通らざるを得ない。

NETはたまにすごい事をやってのけますね、そこに痺れるあこがれるゥ!

 

正直めっちゃ好きな台でした

あ、違うよ?ペンペンしたかっただけじゃないよ?

 

いやまぁペンペンもしたかったですし、うひょぉ~言いながらペンペンしてましたけど・・・(*´ω`*)

リオパラとか熊酒場とか、ドリスタやハーレムエースもかなり打ちましたし、なんかNETの台って好きなんですよね。

32G間の小役でポイントを貯めてARTに突入するシステムも、なんとなくチャンスがいっぱい来る感じで斬新でした。

 

ただ、音のボリュームが大きすぎたのかスピーカーが壊れまくってました(´・ω・`)

不具合なのかホールの使い方が荒かったのか、はたまたぴぴるれにゃ~んが効いてしまったのか・・・うちの近所だけなのかな。

 

ちなみに現在3まで出ていますが、初代が一番好きでした。

2・3はほら・・・声優さんの棒読みがね?ちょっとね?

一体何があったんでしょうか・・・元に戻してくれー(`、3 )〜 =(`、3)_ヽ)_

 

 

私が嬉々としておしりをペンペンしていたその頃、気が付けばホールの片隅でAT機が産声を上げていました。

 

厳密には5号機初というわけではないんですが、これまでのAT機は2006年のゴルゴ13-ザ・プロフェッショナル-や2007年のリオパラダイスのような、RTにも劣るただコイン持ちが良くなますよってだけの減るATでした。

 

しかし、ここで言うAT機は5号機終盤に繋がるアクセルATの前身です。

ゼロボを高確率で成立させつつ小役優先によるリプレイと小役の入賞で隠す画期的なシステムで、これまでのARTのようなゲーム性を維持しつつも出玉スピードを加速させました。

 

登場としてはエレコのエージェントクライシスや山佐の鉄拳デビルVerのほうが先なんですが、AT機で初めてホールを席巻し始めたのはSANYOの聖闘士星矢でしょう。

 

SANYOですよ、Bistyを抱えていたSANKYOではなく海シリーズで有名なSANYOです。

それまでパチスロにはあまりヒットがなく、力を入れている印象もなかったので驚きでしたが・・・聖闘士星矢シリーズは6号機でもすでに発売が確定していますし、波に乗った瞬間だったのでしょう。

 

この頃のAT機はゼロボが乱立するのを隠すためとは言え、通常時にやたらリプレイが揃ういう弱点を抱えていましたが、それでもARTと違ってボーナス中はほとんどベルばかりになるという出玉スピードが受けて半島ぐらいはポジションを確保していましたね。

 

 

 

そして依然として番長2で覇権を取ったままの大都技研からもAT機が登場します。

番長2ですでに覇権だったホールの大都率をさらに押し上げた秘宝伝-太陽を求める者達-

もうね・・・なんかよくわからないけどとにかく荒い!

なんでこんな荒いんだってぐらい荒い、吸い込みも半端ないけど出る時もスゴイ

爆死でコンビニに何度も駆け込む人もいれば、次から次に別積みしていく人もいました。

 

なおこの台、期限的にちょうどよかったのかわかりませんが昨今の30%規制序盤にもポツンと数台設置されている店舗をチラホラ見かけています。

2012年の台ながら、2018年11月現在でも一部の店舗ではまだ打てると思いますので、その荒さを体感したいお近くの方は是非打ってみてください。

たぶん設定は・・・ムリな感じだと思いますけど(´ω`)

 

 

さて、長くなってしまったので今回はここで一旦区切りたいと思います。

2011年~2012年はART全盛からATの始まりで、5号機初期に5号機は遊べるスロット!なんて出玉の少なさを必死に誤魔化していたのがなんだったのかというぐらいギャンブル性の高まった年でした。

 

次回2013年からはATの全盛期とハイエナ稼働の時代に移っていきます。

そろそろ今でもホールで見かける台がチラホラと出始め、お上の逆鱗に触れ規制がかかる原因の年にもなっていきますが、どうか最後まで見届けてください。(´・ω・`)

 

それでは今回はここまで

この記事を読んで下さった全ての方に単発終了だけはしないプチ幸運が舞い降りますように。

 

 

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