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終わりゆく時代、5号機の歴史を振り返る第四弾 [2013年~2015年まで]

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終わりゆく時代、5号機の歴史を振り返って懐かしもう企画

今回は第四回目、とうとう時代はAT機を迎える2013年に入っていきます。

5号機最盛期とも言えるAT時代と規制による衰退・・・

 

5号機終盤にどんな台があったのか、そしてそれぞれがどんな時代だったのか

全盛期から一転して暗黒期に差し掛かるパチスロ業界の歴史を振り返っていきましょう。

 

【2013年】ARTの衰退とAT機の定着、そしてハイエナ

2012年で紹介したAT機の聖闘士星矢秘宝伝-太陽を求める者達-が引き続き勢力を伸ばし、同時に番長2モンキーターンで盛り上がっていたART機がAT機に取って代わられるように衰退していきます。

 

とは言え序盤はまだ番長2が強く、ART機とAT機が入り乱れて稼働していました。

そんな中、2013年の初導入はサミーからでた攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXでした。

細かなゾーン振分けと自力解除CZに上乗せ特化ゾーンと王道の作りで、コンテンツの知名度も悪くない。

しかも結構力を入れて広告を打っていた記憶があります。

こりゃ当然人気に・・・

 

 

なりませんでした ʅ( ˘ω˘ )ʃ

 

なんでや、面白かったやろ・・・(´・ω・`)

直後に登場したミリオンゴッド-神々の系譜-ZEUS ver.に持って行かれてしまったんでしょうか?

個人的には結構好きな台でした。

 

 

が、さすがサミー辛酸をなめるだけでは終わりません。

ここから続々巻き返していきます。

 

まずは北斗時代の栄光を一気に取り返した名機、北斗の拳 転生の章が導入されます。

あべしシステムなる斬新な天井システムを搭載し、朝から打ってよしハイエナして良しの本物の名機でした。

ゲームシステムも面白く、AT前半で溜め込んだ勝舞魂を使ってAT後半で継続を抽選するというありそうでなかった継続システム。

2個であっさり継続することもあれば、10個以上あった勝舞魂が全部消えたなんていう経験がある方も多いでしょう

シン⇒シン⇒シン⇒シン・・・うぅ(´;ω;`)

 

北斗転生は一気に大量導入されホールを席巻しましたが、あべしを考慮した期待値計算に慣れるのが遅れたユーザーも多く、ハイエナ稼働が超絶おいしい状況が出来上がっていましたね。

 

さらにサミーはダークホース、化物語を投入してきます。

原作の世界観をまるごと詰め込んだような秀逸な演出と他の機種と比べて非常に高いAT当選確率でじわ売れヒット作となりました。

設定6なんて1/155ですからね、Aタイプかってぐらいの当選率です。

基本的にATは自力解除経由というやったった感のある突入方式と、モード次第で連続する上乗せゾーンでゲーム性も抜群でした。

 

いやもう大好きですこの台

基本的に枚数管理はあまり好みじゃないんですが、この台だけはめちゃくちゃ打ちました。

同じ上乗せ特化ゾーンを引いておきながらモードと展開次第でこんなに差が出ますからね、甘めな当選率ながらも夢のある台でしたし、純粋に打ってて楽しい台でした。

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やや逸れたので話を戻しましょう。

2013年もそろそろ終わりかというころ、クリスマス直前にユニバが起死回生の一手を打ちます。

今でも現役、30%規制にもしっかり居場所を護っている魔法少女まどか☆マギカの誕生です。

 

ばりっばりのオタクコンテンツを使ってこれだけロングセラーの名機が生まれると誰が予想したでしょうか・・・正直どうせすぐ撤去されるだろうと思ってました、すいません(´・ω・`)

 

でも聞いてください(゜ω゜;)

ご存知な方も多いと思いますが、AT機がホールを埋めつつあるこの時期にシステム面としては番長2とそう変わりのない擬似ボーナス+ART台なんですよこれ。

序盤はホールも警戒していたのか精々良くて5台並び程度の導入でしたし、普通はすぐ消えると思いますよね!

まさかみるみるうちにその勢力を伸ばして、規制直前の現在まで生き残るとは・・・

確かに食わず嫌いせず打ってみれば面白い台ではあるんですが、完全に予想外でした。

「良い時期に出た」ということもあるんでしょうね。

 

っていうかもう5年も前なんですね、年月は早い(´;ω;`)

 

【2014年】AT全盛期とアクセルATの登場

この頃になると5号機で可能なシステムもだいたい出揃い、当たり前のように高純増な爆裂機が続々生まれます。

終わりの始まりとも知らずに、夢も爆死も日常な時代です。

 

そんな2014年の幕開けは、KPEから出た激闘!西遊記で業界的には強烈な目覚めとなりました。

正直台の人気も導入数もそれほどではないんですが、それまでのAT機ですでに5号機の爆裂度は限界だし、それで十分だと思われていたATをさらに進化させたアクセルATの登場です。

減るボーナスとかいうわけ分からない発想で、これまでのAT機で当たり前だった弱点の通常時リプ連をなくし、その分の割をさらにATに上積みすることに成功します。

実際にはそれほど体感はなかったかもしれませんが、実は隠れた革命機といったところでしょうか。

 

 

また、同時期にホールで30%規制をかけられつつも未だにメインを張っている終盤の覇権機、バジリスク甲賀忍法帖~絆が登場しました。

甘いボーナス確率と、初代で完成していたAT(ART)中にボーナスを引くと継続抽選をやり直す(厳密には内部的に継続していない場合にのみやり直す)作りに擬似ボーナスだからこそ可能な絆システムを組み合わせ、さらに完成度を上げてきました。

BC中も弦之介BCは設定示唆、朧BCはモード示唆と判別要素も盛り込み飽きさせない作りになっています。

 

え、天膳?

あいつ不戦の約定なかなか解いてくれないから・・・

完全告知タイプがここまで人気がないというのも珍しい気がしますが、他の示唆が秀逸だからこそでしょうか。

 

ところで、朧BCってなんで満月より半月が上なんでしょうね?

朧ちゃんが弦之介くんと昔は一つの魂だった気がしてるから半分とかそういうこと?

でも必ず相寄るならやっぱ満月のほうが・・・

ちょっと良くわかりません、知ってる人いたら教えてください(´・ω・`)

 

 

話を戻しましょう。

このバジリスクから怒涛のユニバ時代が始まります。

まずは現在のメイン機であるバジリスク絆と人気を二分して、今でも半島ぐらいは占めているアナザーゴッドハーデス-奪われたZEUSver.-の登場です。

ミリオンゴッドのスピンオフ機で、まさかの冥界の神ハーデスが採用されました。

 

冥界の神ですよ、死の象徴ですよ

 

誰だよ最初に「穴子です」って呼んだやつ!

 

もうそうとしか略せなくなったわ・・・

 

このハーデス、スピンオフ機ながらこれまでのミリゴシリーズより受けてましたね。

GOD揃いでGG何回~といった回数管理よりも、犬・姉ちゃん・ハーデスに分けた初期ゲーム数管理がよかったんでしょうか?

だいたい駄犬ですけどね( ˘ω˘ )

 

 

まだまだこの年のユニバ時代は終わりません。

沖スロからの刺客ついに現る、多数の中毒者を量産した沖ドキ!の登場です。

アクロス名義でAタイプの皮をかぶりつつも、中身はバリバリのAT機でコイン持ちも悪い。

しかし、ひとたび天国に突っ込んでしまえば32G以内の連チャンが期待できるという4号機さながらのゲーム性!

ただハイビスカスが光るだけでも中毒性があるのに、連チャンもあるとなればそりゃもうコアなファンが付くのも頷けます。

 

ちなみにこの沖ドキ!ですけど、なぜか規制の高射幸性機に含まれていません

ネット有識者の皆様が仰るには一撃フラグがないからじゃないかとか、確かに荒いけどあっさり万枚出るような台ではないからだとか言われてます。

ってとこは・・・6号機時代でも打てる5号機になるのかな?

実際どうなるかはわかりませんが、ちょっとした朗報ですね。

 

 

さて、2014年もそろそろ終わりを迎えますがその前にもう1台

それまで鳴かず飛ばずだったエンターライズがついにヒット作モンスターハンター 月下雷鳴を世に送り出しました。

まず目に付くのは筐体右上のジンオウガ役物ですよね。

動くとアツいんだろうなぁとか、さぞ大迫力なんだろうなぁ・・・なんて思っていたら

 

まさかのタッチセンサー

 

予想を裏切られる結果です。

モンスターの口をタッチセンサーにするとは・・・真実の口かな?

 

が、悪い意味での裏切りはそこまで。いざ打ってみるとなかなかに面白い!

AT中はモンスターとの戦闘が続き、狩り切ればストック獲得という原作との相性抜群の演出で、出来レースなんじゃないの?なんて疑いを持たれることもありましたが、それでも面白いという名機でした。

 

【2015年前半】忍び寄る規制、5.5号機時代直前

前年にAT機で大いに盛り上がったパチスロですが、盛り上がりすぎたのか第一の規制が始まります・・・が、規制は2015年終盤なので序盤はまだまだAT時代です。

前年に出た絆・アナゴドン・月下雷鳴が強すぎて目立ったヒットはないものの、面白い台は出てきます。

 

まず先頭を切ってプチヒットしたのはオリンピア黄門ちゃま

小役で溜まるポイントを消化してCZに突入し、そこからATで爆発させるという一風変わったゲーム性でした。

正直機種としての人気はそれほどでもなかった印象ですが、良い意味でのバカゲー感は個人的には好きです。

 

もしもしちゃま?おじいちゃまじゃよ~(*´ω`*)

 

このセリフを吐くのが徳川家康ですからね、初見はビックリしました。

 

 

さらにアクロスがAプロジェクトなる企画を発表。

過去の機種をリバイバルし、技術介入などパチスロの原点を楽しもうという企画で、第一弾としてHANABI(2015)が登場します。

はっきり言って「え、今更?」って感覚がありましたが、私も4号機時代を打ってきたスロッターです。

技術介入・ハナビと言われてしまえば奥底に期待する何かが宿ったのも確かでした。

 

ただ、当時の評価としては今時こんなの流行るのか?って疑問視されていました。

精々昔を懐かしむおっさんがちょろっと打つぐらいだろうとなんて思われていた感じですね。

個人的にちょっと気になるから軽く触ってAT機に逆戻りかななんて考えていたんですが、ふたを開ければ設定1でも100%を超えると言われる機械割と、幸か不幸か規制が絡んだこともあり未だに根強い人気を維持しています。

 

なんだかんだ、この頃にはAタイプの鉄板となっていたジャグラーからポジションを一部とは言え奪い取ったのはすごい事だと思います。

一強状態は正直つまらないものもありますからね、今後も頑張ってほしいところ・・・ですが6号機は獲得枚数減ったんだよなぁ(´;ω;`)

 

 

またミリオンゴッドシリーズの新作 ミリオンゴッド‐神々の凱旋‐も規制前にしっかり飛び込んできます。

ハーデスでは開始ゲーム数を抽選にしていましたが、凱旋ではゴッドゲーム回数管理に戻してきました・・・が、導入当時の印象としては、ハーデスのほうが人気だった気がします。

私の近所や良く行くホールではハーデスを凱旋に入れ替え、ハーデス1に対し凱旋2ぐらいの割合にしたものの、ハーデス2に凱旋1ぐらいに戻したホールが多くありましたね。

 

【2015年後半】規制の発表と終わりの始まり

2015年7月

やりすぎたAT機にお上の指摘が入り、しぶしぶながらも内規の変更を余儀なくされました。

押し順ペナルティの禁止、そして純増2.0枚以下規制・・・5.5号機時代の到来です。

この規制により、これまでの高純増AT・ART機は作れなくなり、出玉スピードは一気に減速する事になります。

 

実際には型式試験の開始が2015年12月なので5.5号機時代は2016年からと言うことになるんですが、業界の悪しき風習とでも言いましょうか・・・規制直前は大抵、現在作りかけの台を大急ぎで間に合わせて検定に滑り込ませてしまうので、あまり凝った良台が出ない傾向にあります。

 

この時もあまり目立ってヒットとなった機種は残念ながら出ていません。

唯一ネームバリューで売れた北斗の拳 強敵ですら例外でなく、転生と入れ替わる形で多く導入されたものの転生に戻すホールが多くありました。

 

そんな中現れたプチヒット、5号機終盤に現れた傾奇者が山佐から出ます。

ひとたび打てばトマトに狂うRENOの登場です。

CTを使った擬似通常を作り出し、リアルボーナスを連チャンさせることに成功しました。

決して爆裂機ではないんですが、サクッと1000枚出せるようなあっさりながらもしっかり期待できる作りに仕上がっていて、今でも一部の愛好家が粘っているのをよく見かけます。

 

リノの面白さは打ってみないとわからないと思います。

逆に言えば打てば本当に面白いです、こんなシンプルなのになんなの?ってぐらい面白くて、トマトに狂えること間違いなしです。

現在でも設置店舗の多い台なので是非一度トマトを味わってみて下さい。

 

 

今回はここまで

予定では一気に駆け抜けるつもりでいたんですが、少し長くなりすぎてしまったので区切る事にしました、すいません(´・ω・`)

 

もう5号機の歴史も残すところ2016年~現在の暗黒期だけとなりました。

残すところあと僅かですが、どうか最後までお付き合いください。

ガチの暗黒期でろくな台も出ていないので内容がしっかりしたものになるか不安です、簡易的ないつまで打てるかリストでも作ろうかな

 

それでは、また次回でお会いしましょう。

この記事を読んで下さった全ての方にオスイチの幸運が舞い降りますように。