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終わりゆく時代、5号機の歴史を振り返る第一弾 [2005年~2007年まで]

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つい先日、全日遊連が高射幸性機の比率自主規制について一部変更する事を発表しました。

簡単に言えば2019年1月31日までに15%未満とするとしていた部分を変更し、6号機がまだしっかり出揃っていない事を理由にもうちょっと30%のままで・・・という時間稼ぎなわけです。

 

しかし、いくら先延ばしにしたとは言え近いうちに全撤去しなければいけない事にかわりはありません。

 

5号機の終わりはすでに決まっています。

 

なので、今回は5号機時代を振り返ってこんなのもあったなぁ・・・なんて懐かしもうという記事です。

 

4号機時代の終焉、規制の強化により5号機時代へ

全てはここから始まりました。

獣王アラジンを代表する爆裂AT機、吉宗などのMAX711獲得機、北斗が築いたCタイプ時代、そして何より1日で100万負けれて100万勝てると言われたミリオンゴッド

色々あった4号機時代が規制により終焉を迎えました。

規制については色々ありますが、ざっくり言えば

リプレイはずし・フリーズ・ボーナスストックあたりが規制されましたね。

 

そして来た5号機の時代

 

それまではJACゲームによって作られていたボーナスが作れなくなり、5号機では払い出し枚数でボーナスが終了することになりました。

4号機時代のリプレイはずしや大量獲得機がJACゲーム間でどれだけ増やすかをテーマに作られていただけに、そりゃもう絶望的な規制でした・・・

 

【2005年】始まりの5号機、初動時代

5号機の時代が始まったわけですが、各メーカーともこれまでとの違いが大きすぎて完全に手探り状態となります。

規制に適合しつつも可能な限り爆裂機を目指しますが、なかなかうまくいかず

そんな中、5号機の第一弾新世紀エヴァンゲリオンが登場します。

今でもコンテンツとしては使われる、ロングセラーの産声です。

最大約400枚獲得可能な一種BBを搭載し、5号機で可能な限りの最大獲得を実現したA+RT機。

約1/1000~1/1300と確率の低いREG後には最大100GのRTも付く仕様で嬉しいやら悲しいやら

 

後に大人気となるまごころを君にとそう大差ないスペックながら、当時は秘宝伝北斗SE俺の空など寿命を僅かに残した4号機がいまだにホールではメイン機として扱われており、その出玉の差と勢いに押され残念ながら人気は出ませんでした。

 

【2006年】僅かに見える光明、A+RTとパンクはずしの黎明期

2005年から始まった5号機の時代ですが、ホールにはまだ最後の火を燃やし尽くさんとする4号機が残っていました。

スペックで圧倒的に劣る5号機はその牙城をなかなか破れず、苦戦しつつも新台を世に出していきます。

そんな中、JPSより発売されたナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて

ボーナス後のプチRTでパンク役を意図的にハズすことで本RTに入るシステムを搭載し、小役は全て取ったものとしてチェックする当時の検定の目を欺くことに成功しました。

 

このパンク役はずしという概念は、その後の5号機制作においてもいろんな機種に採用されるほど画期的な物でしたが、マイナーすぎるコンテンツが災いしたのか残念ながら本機自体はそれほど人気が出ることなく消えていきました。

 

そしてついにRTのパンクハズしを用いて、5号機初の機械割110%オーバーを達成した機種、ボンバーマンビクトリーが登場します。

 設定6で115%という当時では桁外れに高い機械割を誇り、5号機でもやれるんじゃね?と希望を見せてくれた救世主的な機種でした。

が・・・やはり未だ残る4号機には勝てず、大量導入とはいかず消えていきました。

もったいない(´・ω・`)

 

また、2006年はヤーマよりジャックと豆の木というえげつない機種も出ています。

この機種は機械割自体は最高で107%と平凡ながら、特定ボーナス後に2000GものRTが付くという5号機版ミリオンゴッドのような機種で

その高い一撃性能で少し話題となったものの、導入数の少なさやあまりの波の荒さからヒットと言えるまでは導入されませんでした。

 

ただ5号機でもこれだけの夢を見られるということを実現した機種でもあり、またRT2000G中はボーナスを引かない方が良いというゲーム性が後の2027のようなボーナスを引かない方が獲得数が多くなるといったゲーム性を生み出したのかもしれません。

 

【2007年前半】定着してきた5号機時代とA+RT全盛期

この頃になると5号機も様々な機種が出始めます。

悪魔のピエロ、5号機初のジャグラーシリーズであるアイムジャグラーEXや、萌えスロの先駆けリオパラダイスもこの時期です。

リオパラはRioTime(略称RT)という名の減るATを搭載し、全力でユーザーを騙しにかかりながらもリオの可愛さにあえて騙されるユーザーが続出しましたね( ˘ω˘ )

 

そんな中、とうとう5号機初の大ヒットとも言える初代リングにかけろが銀座より登場します。

これもRT中にパンク役を回避し、延命しつつボーナスを目指すというパンク回避型RTを搭載したもので、設定6の機械割がなんと119.5%という5号機の上限ギリギリを通した名機です。

当時はそりゃもう、1~2島まるごとリンかけなんていう事も珍しくない程の覇権っぷり。

 

ゲーム性自体は2006年にサミーから出たスパイダーマン2とほぼ同じだったにも関わらず、リンかけは覇権・スパイダーマン2はバラエティと後出しが完全勝利する結果でした。

個人的にはスパイダーマン2が好きだったこともあって、機械割2%の差で人気にこうも差が出るものかと、若干もやもやしながら打っていた思い出があります。

なつかしいね(´ω`)

 

なお、2007年前半にはNETより熊酒場という名機中の名機が登場しています。

小ぢんまりとした個人経営の酒場がテーマで、おかみさんが熊というもはやわけがわからない内容。

ネタなのかガチで哀愁漂う場末の酒場なのかよくわからないものの、とりあえず考える事をやめて頭からっぽで打てるノーマル告知機でした。


誰が何と言おうと私は名機だと思う。

 

【2007年後半】一種BB機の台頭とART機の出現

 一種BBとは、簡単に言えば400枚を超える獲得枚数を得られるボーナスです。

 

大都技研から出たSHAKEⅡや、Bistyの新世紀エヴァンゲリオン-まごころを君に-に搭載されていて、5号機のわりには出玉を感じられるということで人気となりました。

まごころを君には、機械割111%の程よいバランスと設定の見抜きやすさから、数年にわたって続くエヴァブランドを確立しました。

名前が長すぎたのか「まごリオン」なんてゆるキャラのような愛称で呼ばれていたのをよく覚えています。

 

そして5号機最初のブレイクスルーともいえるART機が登場し始めます。

 

JPSより登場した2027

REGのみ+ARTというよくわからない尖り方をしていた機種ですが

海に沈んだ近未来をテーマに潜水艦同士が戦うバトルスペックで、浮上したらREGを揃えて終了、浮上しない限り最大継続率95%のARTが続くという画期的なARTシステムでこれまでのA+RTとは一線を画した出玉を実現しました。

じわじわとメダルが増えていくことから純増(1回転当たりどれぐらい増える)といった言葉も生まれました。

 

また、同時期に山佐から登場した戦国無双もART時代の先駆けです。

RT時代から引き継いできたパンク役の回避を進化させ、ART中のパンク役のナビ自体を確率にする方法で全く新しいART方式を作り出していました。
またゲーム性の異なる3タイプのARTをユーザーが任意に選ぶ事ができ、安定を狙うか無限ARTを狙うかユーザーが決めるという斬新なシステムになっていました。

 

ちなみに私は機械割が一番高くなると噂の半蔵を毎回選んでいましたが、やはり人気なのは一定回数の回避で無限ARTとなる慶次でしたね。

 

この頃の山佐の勢いはすごい物がありましたね。

それまでカエル屋と思われていたイメージを払拭し、戦国無双を始め完走型RTを搭載した機動戦士ガンダムII-哀・戦士編-も人気がありました。

2008年に入ってしまいますがユーザーが全て止める4リールを採用したバイオハザードキン肉マンなど様々な挑戦に成功し数々の名機を世に出していました。

もはやこの時代は山佐時代とも呼べるほどの活躍っぷりだったと思います。

 

 

さて、まだまだ5号機時代は続きますが長くなってしまうので一旦切ります。

続きは次回、2008年~です。

まだまだ名機や迷機がたくさんありますので、是非お目通しください。

 

それでは、今回はここまで

この記事を読んで下さった全ての方に5万以上勝利の幸運が訪れますように。

 

 

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