【貯玉・貯メダル】いつの間にか解禁していた乗り入れ
最近周辺の店舗で貯玉の乗り入れを解禁する店が増えて来ています。
元々乗り入れは2015年の4月に緩和されていたんですが、最近になって急に増えてきました。
他の地域ではもっと早くから導入されてたのかな?
ちょっと詳しい事は分かりませんが、今回はこの乗り入れシステムの利点を考えてみたいと思います。
そもそも乗り入れって何?
元々は交通機関なんかで使われる言葉で
別の路線がとある駅に互いに乗り入れていて、その駅で別の路線でありながら容易に乗り換えなんかができる的なやつです。
そこから転じて貯玉・貯メダルを自由なレートで使ったりできるシステムのことを乗り入れと呼ばれるようになりました。
乗り入れシステムで出来ること
乗り入れシステムはざっくり言ってしまえば、レートの違う貯玉を現金化することなくそのまま別レートで使う事ができるシステムです。
例えば1パチで大勝し、2万発の出玉を得たとします。
十分に余裕ができたから思い切って4パチに挑戦したい・・・と思っても、普通なら一旦交換して現金化してから4パチを打つことになります。
28玉交換の店だと1パチは112玉交換なので、2万発は17500円+端数で2500円分目減りします。
が、この乗り入れシステムだと出た2万発をそのままレートを修正して5000発分の4パチの玉として使う事ができるので、2500円分お得ってことですね。
乗り入れできるものとできないもの
乗り入れ可能なパターンと不可能なパターンを簡易的にリスト化しました。
同レートの再プレイはできて当然なので省いています。
〇パチンコの出玉を別レートのパチンコで使う(1円⇒4円・4円⇒1円など)
〇パチスロのメダルを別レートのパチスロで使う(5円⇒20円・20円⇒5円など)
〇20φの出玉を30φのパチスロで使う
×パチンコの出玉をパチスロで使う
×パチスロのメダルをパチンコで使う
残念ながら、パチンコ⇔パチスロ間の乗り入れはさすがにできないようです。
レート違いやφの違いが乗り入れできるなら、出たものをそのまま使うという概念ではないはずだし、パチンコパチスロ間もできてもいいのにね?
客の利点と店の利点
客側の利点は当然、換金を挟まずにレート間を飛び越せることによる目減り防止ですけど、実はもう1点あると考えていて
端数と言いましょうか、玉やメダルの残りが少ない事で狭くなる機種選びの幅が広くできること。
例えば残り玉1250発・メダル250枚なんて状況で台を選ぶ時、現金投資を前提にしないならミドルは無理だし甘デジでなんとか・・・とか、AT機は厳しいからジャグで増やしてから・・・なんて考えませんか?
そして半ばあきらめ気味に状況が良くない台を打ってしまう。
これが乗り入れできることによって、一旦1パチに移動して5000発分・1000枚分のメダルとして使えるようになります。
すると1パチではありますが、ミドルスペックやAT機も視野に入れることができるってわけですね。
じゃあ店側は損するだけなのか?単純なサービスか?というと当然そうではないです。
客側の利点として紹介した、残り少ない玉やメダルの処理についても視点を変えれば店側の利点になります。
こんな少ない残りではもう無理だ、換金して帰ろう・・・と考える人がいれば、4500円そこらではありますが店側の出費が生まれます。
個人で考えれば僅かですが、100人いれば45万円、1000人いれば450万円です。
そういった中から4パチは厳しいけど1パチならと思う人がいれば
骨までしゃぶり尽く・・・
きっちり回収・・・でもない、えーと広く選択肢を提供する事でより満足してもらうことができますね、やったぜ。
実際には客側の利点として書いた通り、そこから増やされて・・・なんてことも当然あるわけですが、それはそれで客を逃がしてしまったわけではないので問題ありません。
結局店がコストをかけてまでシステムを導入するってことは、サービス云々だけでなくそれ相応に店側にメリットがあるってことですね。
あとがき
そもそも貯玉と再プレイ自体が客側のメリットの大きいシステムなんで、そこが拡張されるならたとえ店側にメリットがあったとしてもwin-winですし、システムそのものはとても良いものだと思います。
ただ、これまであまり見向きもされず一部の店舗がダメ元で入れてみる程度だった乗り入れシステムを大手が最近になって今さら入れ始めているのはどういう事なんでしょうね。
見向きもしてなかったようなものにまで頼らなければいけなくなっている・・・なんて邪推してしまうのは業界全体に漂う不安のせいでしょうか。