【本当にあったホールの事件】不正やバグからヤバい奴までホールで起きた大事件まとめ [後編]
前編・中編と続いてきたこのシリーズもついに後編、今回で最終となります。
中編では殺人や放火などの刺激の強い事件も取り扱ってみましたが、今回は最終回ということで、皆さん気になる店側やメーカーの不正をメインにしていこうと思います。
明るみに出て摘発されたものや、あっさり闇に葬られてしまったものなどいろいろありますが基本的には昔の事件で今の厳しい情勢ではありえない事件ばかり・・・だとは思いますが、全くないと言い切れないのもまた事実。
ほとんどない事ですが万が一のため、皆さんが遭遇してしまった時に気付けるよう事例を紹介していきます。
楽〇大山ジェットカット事件
2014年10月頃
都内のパチンコ店でジェットカウンターの過小計数が発覚した不正or故障事件
被害者はパチンコで6箱出し、約1800個が5箱と約1700個が1箱で少なくとも10000発はいっただろうと見積もっていましたが、いざジェットカウンターで計測してみたところレシートに出た数字は7990個でした。
あまりの少なさに店員に箱数を確認するも、しっかり6箱流したとのこと。
これはおかしいということで被害者は警察を呼んで検証することにしました。
(警察は途中で人が変わるなどしてたいして役に立たなかったようですが・・・)
まず自腹で7000円分1750個の貸玉を用意し、箱に入れて自分の感覚が間違っていない事を確認した後、警察と店員の目の前でそのままジェットに流したところカウントされた玉は1520個でした。
この事実を突き付けてもなお、店側の言い分は「いくら分購入したかまでは見ていない」と非を認めず。
モメているうちに店長が来ることに(結局来たのは副店長だったようです)
副店長は話を聞き、コヒレなんかが良く使っているひし形の計量機で200個計量してゆっくり流して確認しましたが表示は200個
被害者がもっと多い数で確認してくれと依頼したところ、1000個×2箱をこれまたゆっくり流して計量、すると表示は2000個
ドヤる副店長に対し、さらに被害者は突っ込みます。
1500個×5箱・1700個×1箱の計9200個を作らせ、「いつも通り一気に流せ」と言ったところ、計量されたのは7611個だったそうです。
「ほら見ろおかしいだろうが!」と警察官立会いのもとで立証したわけですが、結局店側も警察側も「故障みたいですね^^」で済ませてしまったとか・・・
本件については後日、ジェットカウンターを作っているメーカーのダイコク電機から故障に関する謝罪文が公表されました、どうやらコネクタの接触不良で左右の端が計測していなかったことが原因のようです。
メーカーが故障を認めたということもあって原因そのものは本当に故障だったのかもしれませんが、少量をチョロチョロ計量して逃れようとするあたり店側は把握していたとしか思えないんですがね(゚ω゚;)
あわよくば気付かれるまでは・・・とでも思っていたんですかね、闇が深い。
ボナンザ横浜遠隔摘発事件
2007年4月頃?
神奈川県横浜市にあったパチンコ店ボナンザが、パチンコの遠隔操作で摘発された事件
手口としては良く知られる遠隔操作で、台側に不正な基板を取り付けて裏から店員がパソコンで大当りの信号を出すことで台に大当りが発生するというもの。
主犯は店の取締役と店長で、雇ったサクラや負けが込んだ常連客に当たりを意図的に出しており「出る店だと思われれば客が来ると思った」と供述していたようです。
なお店舗は摘発後に廃業、不正をするためのソフトを作っていた鞄屋も後に逮捕されたみたいです。
最近はもう遠隔するメリットよりも発覚時のリスクの方が圧倒的に高いですし、台自体も基板周辺が完全封印型になっていてどこかを壊さないと基板に触る事すらできないようですが、昔の事とは言えこういう事があると不安になりますよね。
参考映像
エヴァ孫黄七事件
2007年7月頃
秋葉原の某林檎にて、当時新台導入初日だった「エヴァンゲリオンまごころを君に」のうち1台が異様な確率で黄7BIGに当選し続け、夕方には万枚を突破して遊技停止になったようです。
何らかの演出が起きるたびに黄七が当選するような状態だったらしく、見ていた人によれば打っていた人も途中から演出のたびに黄七を狙うようになってたとか、うらやましい・・・
裏モノだ!遠隔だ!と騒がれましたが、あまりにも露骨におかしな挙動だったこと、また他の台に問題はなかった事から、開発者の仕込みじゃないかという噂を経て、最終的には何らかのミスにより1台だけショールーム用のデモ基板の台が混じってしまったのではないかという結論に落ち着きましたが真偽は不明のままです。
姫路サルーン伝説の終焉
2010年頃
かつて兵庫県の姫路にあった伝説的な裏モノ設置店の閉店
姫路サルーンと言えば今でも語り継がれている有名な裏モノ設置店で、4号機の頃から裏モノはあったようですが一番有名なのは5号機初期のブドウでペカるアイム葡萄バージョンや5G以内に連チャンするGODバージョンの時代でしょうか。
えげつない吸い込みの反面、2万枚や3万枚もザラにあったみたいです。
2010年頃、時代の流れか献金の不足かついに営業停止を受けてそのまま閉店、一つの悪しき伝説が終了しました。
語り継がれる伝説は裏モノだけにとどまらず
・イベントのくじ引き景品に車があった
・バニーガールがいた
・BARが併設されていてお酒が提供されていた
・遊戯中に設定を6に変えてもらった(裏モノなので表の設定なんて関係ないけど)
・ジェットカットは当たり前
・万枚を超えると当日交換不可、免許証のコピーも必須だった
などやりたい放題、もはや普通のホールではなく闇スロの類に近かったようです。
そら摘発されるわ(´ω`;)
噂によると日本一有名なヤの付く自営業の方が運営していたとか言われているようですが、真実は闇の中です。
なお現在は当然のことながら閉店済み、跡地は居抜きかどうかわかりませんがキコーナになったいるみたいです。
こんな所の跡地に入るなんてなかなかの勇気ですよねw
ドンちゃん2、導入直後に万枚事件
2019年4月
まだ記憶に新しい、6号機では難しいと言われていたAタイプのドンちゃん2が早々に万枚を突破した謎の多い事件
6号機ではボーナスの出メダルが300枚までという規制が入った為、Aタイプそのものが客に受け入れられないといった意味で難しいのではないかと言われていましたが、その第一弾・・・ドンちゃん2が早々に万枚を突破しました。
本来それだけなら6号機でもいけるじゃん!で済む話でしたが、その出方があまりに異様・・・遊戯中に突如覚醒したかのようにドンBIGのみを引き続けるというあり得ない出方だったため、タイマー?仕込みか?と噂になりました。
原因に関しては不明のままですが、どうやら関係者にはメーカーからの説明があったようで、「腑に落ちないけど落とし所か・・・」といったふわっと何かを匂わせるコメントはあったみたいです。
参考画像
あとがき
ということで、以上ホールで起きた事件まとめでした。
今回はホールやメーカーが原因なものをメインにしましたが、結構やってんなぁ・・・
意図的かミスかはさておき、お金の動く娯楽なわけですしユーザーとしてはもうちょっとしっかりしてくれよと言いたくもなりますよね。
もちろん一部の店舗のみだということはわかっていますが、全体的に信頼されていない業界なんだからより一層の信頼獲得を目指してほしいものです。
ちなみにイミソ公式裏モノ事件とかザク七スペック詐称疑惑とか、まだ紹介しきれなかったものがいくつかあります。
インパクトが薄いものもあって今回は省きましたが、またある程度ストックが・・・溜まらない方がいいんですけど、溜まってしまったら記事にするかもしれません。
気になる方は調べてみると色々出てくるかもですね!
前編・中編はこちら
【本当にあったホールの事件】不正やバグからヤバい奴までホールで起きた大事件まとめ [前編]
【本当にあったホールの事件】不正やバグからヤバい奴までホールで起きた大事件まとめ [中編]