ユニバとカプコンが遊技機事業で業務提携を発表!今後の発展に期待?
1月31日、ユニバーサルエンターテインメントがカプコンと遊技機事業で業務提携したことを発表しました。
カプコンと言えば言わずと知れたゲーム業界の大手で多くの版権を持ち、ユニバーサルもパチスロ業界では最大手です。
5号機から6号機への移行期で不安定な時期であるとは言え、現在いまだメイン機となっている5号機のバジリスク絆、魔法少女まどか☆マギカ、ミリオンゴッドシリーズなどは全てユニバーサルエンターテインメント製品です。
大手と大手が手を組んだことで、これからの遊技機業界はどうなるのか・・・
要注目になりそうです。
カプコンの持つ版権
冒頭でも書きましたが、カプコンは非常に多くのオリジナル版権を持つゲーム会社です。
有名なところではストリートファイターシリーズやバイオハザードシリーズなどがそうですが、それ以外にもカプコン製のゲームは多数あります。
すでにパチンコ・パチスロに登場しているものも含め一部ですが紹介したいと思います。
・19〇〇シリーズ
第二次世界大戦時代の戦闘機をモチーフにしたシューティングゲーム
1942、1943など複数シリーズの出ている人気作
・大神
水墨画のような独特のタッチで人気となったアクションゲーム
・鬼武者シリーズ
鬼の小手を手に入れ鬼武者となった主人公が敵の鬼を斬りまくる爽快系アクション
・逆転裁判
弁護士である主人公が証拠を集め、裁判で依頼人の無罪を勝ち取る異色のアドベンチャーゲーム
多くのシリーズが出ているほどのメジャーコンテンツ
2000年代初頭にゲームセンターで人気となった3D格闘ゲーム
懐かしい!と思う方も多いかも
・ストリートファイターシリーズ
もはや言うまでもない、格闘ゲームの金字塔
非常に多くのシリーズが登場している。
バイオハザードシリーズとは少し方向性の違うゾンビゲーム
多くのゾンビをザクザク倒せる爽快感で人気となっている。
・デビルメイクライシリーズ
「スタイリッシュ」をテーマにしたアクションゲーム
通常戦闘から何から全てがカッコイイ
すでに何度もパチスロ化されている大人気のゾンビ系ホラー。
ゲームではナンバリングが進むにつれホラーではなくアクションに近づいていたが、最近は改めてホラーを意識した新作が出始めている。
4人同時プレイの可能なスマブラのアーケード版のようなゲーム
武器やフィールドギミックを拾って使えたり、パワーストーンを3つ集めて変身するなどアクション要素の非常に強い対戦・協力アクションゲーム
・ファイナルファイトシリーズ
スーパーファミコン時代に一世を風靡した横スクロールアクション
・ブレスオブファイアシリーズ
ナンバリング作はもちろん、オンラインゲームにもなるなど根強く人気がある。
・VSシリーズ
X-men vs ストリートファイターで一躍ゲームセンターの主役となった格闘ゲーム
様々なvsシリーズが出ているが、X-menやSNKなど他社版権などが絡んでいることも多く独断で使うのは難しいか・・・
・魔界村
高難易度で有名な横スクロールアクション
当時クリアできる人は尊敬の目で見られた。
・モンスターハンターシリーズ
初代から最新のワールドまで、全てで人気が出た化物コンテンツ
パチンコにもパチスロにも使われている。
惑星探索をテーマにしたアクションゲーム
バイタルスーツと呼ばれる様々なロボにも乗る事ができる
・ロックマンシリーズ
もはや言う必要のないほど有名なアクションゲーム
敵のボスを倒し、そのパーツで新しい力を得て使えると言うシステムが秀逸
など、一部ですら非常に多くのタイトルがあります。
すでに遊技機になっているタイトルもありますが、今後これらの作品がパチンコ・パチスロになるとしたら・・・
内規変更で出玉に不安は残りますが、タイトル力としては十分ですね。
気になる点
一つ、個人的に気になる点があります。
カプコンのタイトルはバイオハザード、ストリートファイター、モンスターハンターなどすでにいくつかパチンコ・パチスロ化されているのはご存知でしょう。
過去にはモンスターハンターシリーズの初代がサミー製で出たこともありますが、昨今のカプコンタイトルは全てエンターライズから登場しています。
それも当然で、エンターライズってカプコンの100%子会社であり実質的にはカプコンの遊技機部門みたいなものなんですよね。
すでにカプコンは遊技機事業を持ってるわけですが、そこに今回の提携です。
表向きユニバーサルはカプコンに開発依頼と開発機材の貸与、カプコンは開発・筐体開発・製造と著作権の一部貸与だそうですが・・・
ユニバは分かりやすいんですよ、シンプルにカプコンの持つ版権を使いたいんでしょう。
ただカプコン側の思惑がよくわかりません、エンターライズにユニバのノウハウを取り込みたいのかな?
カプコンIR情報のアミューズメント機器事業をみると、2019年3月期第二四半期決算短信で営業損失6億2500万円で赤字です。
一応前年同期は月下雷鳴が当たってたおかげか営業利益19億2500万円と黒字だったので見限るにはまだ早いように思いますし、テコ入れとしての提携の可能性が高いとは思うんですが・・・
今の遊技機業界の情勢も不安定ですし、最悪エンターライズを切って遊技機事業から撤退もあり得るのかななんて邪推してしまいます。
今のパチンコ・パチスロ業界はアニメ・ゲームとの関連が非常に強く、もはや切り離せないレベルになっています。
そんな中カプコンのコンテンツ力はとても魅力的な重要なものですし、撤退だけは・・・勘弁してください(´;ω;`)
あとがき
気になる点の項目で個人的な不安にちょっと触れはしましたが、大手同士が手を組んで遊技機業界を盛り上げてくれるのはとても良い事だと思います。
今は規制やユーザー現象で難しい時期ですが、市場規模としてはまだまだ大きな業界です。
簡単に見限ってしまうのはもったいないですし、我々ユーザーも打てなくなるのは大変・・・大変!困りますしね
お互いwin-winの関係でうまくやっていけると良いですね。