パチパチ情報部

パチパチ情報部

パチンコパチスロを変な方向から紐解く、一味変わった情報をお届け

【スポンサーリンク】

勘違いしやすい?P沼のシステムと確率計算

P沼(高尾)の盤面・筐体画像

P沼(高尾):パチンコ図鑑:777(スリーセブン)

 

今回は高雄のカイジP沼についてです。

 

導入早々、5台導入で1日稼働した結果全台で当たり0だとか、マジで沼だとか色々と噂が聞こえてきていますね。

私はまだ打っていないんですが、どんなものかチラっと覗きに行った際におじいちゃんパチンカーが

 

こんな柵付けられたら当たるわけがない

 

なんて話しているのを耳にしました。

 

 

柵ってたぶん風バリア役物の事だと思うんですけど・・・そういうことじゃないんやでおじいちゃん( ˘ω˘ )

 

ということで、打ってみれば大抵の方は分かるだろうと思っていたんですが、そうでない方もいるっぽいのでP沼のシステム紹介と、ついでに諸々の確率を計算してみたいと思います。

 

アナログ機のようなデジタル機P沼のシステム

基本スペック

設定

設定A・設定B・設定Cの3種類、Aが一番良く、Cが一番悪い

 

低確率時

ほとんどがこの低確率状態、抽選確率は基本これを参照する。

設定A:1/9.9

設定B:1/13.5

設定C:1/15.9

 

高確率時

大当たり中の抽選がこれ

本機の大当たりは62回をワンセットとしており、少ない出玉の大当たりを62回繰り返すことで約4500発の1回の大当たりに見せかけている。

そのため高確率時は設定が良いほど大当たりの消化が早くなり、無駄玉も減る。

設定A:1/7.9

設定B:1/10.8

設定C:1/12.7

 

その他スペック

リミット:62回

ラウンド数:2R

カウント数:3C

賞球:15&1&4&3&7&13

出玉:約4464玉

 

役物詳細

まずは釘の森~番人(パカパカしてるやつ)

このあたりは完全にアナログです、シンプルに良く入る台が良い台ですね。

f:id:pachi-jyouhoukyoku:20181206205734p:plain

 

そして3段クルーン

大きく分けて赤枠の1~2段目と緑枠の3段目があります。

f:id:pachi-jyouhoukyoku:20181206212136p:plain

 

1段目

普通のアナログクルーンで、単純に赤い丸のついた穴に入ればそのまま2段目に玉が行くだけのものです。

 

2段目

クルーン自体はアナログなものですが、2段目の当たり穴はスタートチャッカーになってます、要するに赤丸のついた穴がヘソってことですね。

 

3段目

完全にデジタル制御された擬似クルーンで、運の要素は一切ありません。

いわばこの部分が一般的なパチンコの液晶にあたり、2段目の穴(ヘソ)で抽選した結果を役物や玉の動きで演出してるだけですね。

風バリア役物は、抽選結果がハズレなのに万が一間違ってVゾーンである当たり穴に玉が入らないようにする正真正銘鉄壁のバリアなので、アイツがにょきにょき出てる限りは絶対に当たらないようになっています。

抽選で当たりを引いている場合には、風バリア役物がひっこんで当たり穴に入るようになったり、入らなくても大量投下演出が起きて必ずV入賞するわけですね。

 

 

ちなみに1~2段目のクルーンですが、アナログであるが故にクルーンの宿命ともいえるネカセに大きく影響されます。

3段目によく行く台と全然行かない台があるのはおそらくこのせいで、2段目の赤穴がヘソなので当然3段目に多く行く台のほうが抽選を多く受けられ、大当たりも出やすくなります。

そこでネカセについて考えてみました。

 

P沼のアナログクルーンは1段目も2段目も必ず時計回りに玉が動きます。

またどちらも右手前に当たり穴があります。

f:id:pachi-jyouhoukyoku:20181206214441p:plain

そこで図を見てください。

黄色いラインは前ネカセで起きやすい玉の軌道、赤いラインは奥ネカセで起きやすい玉の軌道です。

ねじれやクルーン自体の形状を深く考慮してないものではありますが、どちらも赤いラインが当たり穴上を通過していますね。

このことからP沼における台のネカセは奥ネカセが良いのではないかと思います。

 

ただ、動画なんかを見ていると穴に落ちそうで落ちず、軌道が変化して他の穴に入るパターンが非常に多かったので役物の癖は強めな気がします。

右前にねじれてたらえぐいことになりそう・・・

 

沼攻略チャンスとラストチャンス詳細

ちょっとややこしい部分ですね。

まずはじゃんけん図柄で勝てば発生する沼攻略チャンスからいきましょう。

 

そもそもじゃんけん図柄が何なのかと言うと、普通図柄・小デジと呼ばれるものに相当します。

当たると右側アタッカーの3段目が解放するんですが、この3段目は実はアタッカーではなく電チューなんですね。

海とかよく打つ人にとってはウリンチャージと同じって言えばわかりやすいかな?

 

電チューに玉が入ると電チューでの変動が1+保留1個の2回分起きるので、内部的には2段目のクルーンに玉が入るのと同じ抽選を最大2回受けています。

確率も低確のものなので、クルーンの大当たり確率と同じ1/9.9~1/15.9の設定差があります。

 

なお発生率は1/10922だそうです。

プレミアフラグ並み・・・GODより重い(゜ω゜;)

例に出した沖海3の小デジ当たりウリンチャージが約1/230程度らしいので、メインデジタルより高速で変動している小デジと言えどかなり出にくく設定されています。

基本はクルーン突破から当てろってことですね。

 

次にラストチャンスです。

大当たり終了時に起きるもので、右側のCHANCEと書かれた王様図柄の赤いランプが点灯すれば再度大当たりというものですが、これも基本的には沼攻略チャンスと同じです。

大当たり中に電チューに入った保留が1つ残っているので、その保留分の抽選を低確時の確率で行ってるわけです。

これも確率は1/9.9~1/15.9なので、高設定程連チャンしやすくはありますが・・・何分抽選回数が1回なので1日に1回あれば良い方でしょうか(´・ω・`)

 

P沼のトータル確率

最後にP沼の総合的な確率を計算してみます。

 

クルーンに入った玉のうち2段目を突破し抽選に届く確率

1/12

 

クルーンに入った玉が大当たりになる確率

設定A1/118.8 設定B1/162 設定C1/190.8

 

P沼は1000円でクルーンに入る玉が5玉、他のデジパチは1000円で18回転と仮定した場合の比較

設定A1/427.68 設定B1/583.2 設定C1/686.88

 

うん、これ沼だわ

 

現在の内規ではデジパチの確率上限は1/320までとされていますが、設定Aですら大幅にそれを下回っています。

 

もちろんアナログが絡む部分も多いので、ネカセ等で1~2段目クルーンの突破率を下げればもっと下がりますし、逆に上げれば確率も上がりますが・・・よほど飛び込みが良くない限りは非常に辛いと言わざるを得ないです。

それこそ原作の沼のように、少額で一発当てたいという夢を見るための台って感じでしょうか・・・1日打つのはちと怖いですね(´;ω;`)

 

あとがき

ということでP沼のシステムと確率考察でした。

 

確率は思ってた以上に厳しく、計算しててざわ・・・ざわ・・・しましたね。

あくまで概算なので1000円あたり10回とかクルーンに入る台ならライトミドル~ミドルぐらいの確率になりますし、表示回転数よりもクルーン飛び込み数をしっかりサンプル取っておいた方がいいかもしれません。

 

 

なんにしてもあまり熱くならず、冷静に投資と撤退を考えましょうね( ˘ω˘ )

 

さて、今回はここまでです。

この記事を読んで下さった全ての方に、圧倒的僥倖が訪れますように。