佐賀で景品買取所に出入りしていたパチ屋経営者が逮捕、三店方式崩壊の序章か！？
佐賀県のパチンコ屋で景品買取所に出入りし、直接特殊景品を買い取ったパチンコ店経営者が逮捕されたとのニュースがありました。
引用
佐賀南署は2日、風営法違反（禁止行為）の疑いで、佐賀県佐賀市兵庫北4丁目、会社役員（59）と同市兵庫北6丁目、会社員（52）を逮捕した。
逮捕容疑は、2人は共謀の上、パチンコ店を営む者として、昨年10月26日と今年2月28日の2回、佐賀市内のパチンコ店に併設された景品買取所で、店が客に提供した特殊景品計4個（計7200円）を買い取った疑い。2人は容疑を否認している。
会社役員はこのパチンコ店の経営者で、会社員は同店の部長。景品買取所はパチンコ店と独立した第三者が経営する必要があるが、この買取所は併設するパチンコ店と同じ経営になっていたという。
同署によると、捜査員がパチンコ店の店員が買取所に出入りしているのを確認、関係者などへの聞き込みで容疑が明らかになった。
所感
やってくれたな・・・って感じですね。
あ、警察じゃなくてホール側ね？
景品交換所ってなんというか、パチンコ業界最大の 真っ黒 グレーな部分じゃないですか
当然そのことは官民共にわかっている上で触れないように、触れられないようにしてきたわけですけど、触れられるような露骨なヘマをやらかしましたね。
ただでさえ最近はIR法案やらオリンピックやらが重なって規制が続いていたり、官房長官がギャンブル性をなくすだとか、景品交換所にメスを～とか、換金禁止を匂わせる発言をしたってことで業界は戦々恐々としている状態だというのに・・・
しかも特殊景品4個って、十分用意していなくてお客さんに提供する分がたりなかったのか？
おそらく日常的にやってたんでしょうね。
三店方式は大丈夫？
よゆうよゆう、全然大丈夫です（震え声
いや本当に大丈夫だと思いますよ、今のところはまだ・・・ね
そもそも今回の件は三店方式でなんとか黒をグレーだと言い張っていたものを、問屋を省いて直接ホール関係者が交換所から特殊景品を買い戻した事が風営法違反となっての逮捕です。
逆に言えば三店方式をきっちり守っていれば問題なかったってことですね。
これを機に規制が強まるんじゃないか？なんて不安も残りますけど、それもないと思います。
と言うのも、パチンコ業の市場規模はピーク時と比べて大幅に減ったとは言え未だに19兆5000億円ほどあります。
19兆って食品と同程度ですよ、三度の飯よりパチがいいって人が多いんですねｗ
私は三度の飯もパチもスロもだいすきです！
パチンコ関連事業の従事者もホールとメーカーで50万人ほどいるようですし、関わりという意味で言えば景品交換所の人・景品問屋・清掃業者からビル・土地の賃貸管理や関連メディアなど多岐に渡ります。
これを換金禁止にしてギャンブル性を皆無にしてしまうと、当然ですが市場規模は一気に減ります。
そりゃもうホール関係者は当然失業
メーカーもカジノ関連に移るでしょうが、パチンコ屋程の受け皿ではないので多くが倒産か他の市場を開拓するしかなくなるでしょう。
その他の関係業も大口１つを失います。
って感じで、パチンコ屋が良い物か悪い物かは別として
規制することによる経済損失が大きすぎるんですよ。
この点を考慮すると、いきなりスパっと完全規制なんてことは現実的に無理じゃないかと思います。
今回の逮捕はただの見せしめ？
じゃあ今回の逮捕はただの見せしめなのか？と言うと、そもそも見せしめとも少し違うと思います。
そもそもパチンコ屋と警察はアロンアルファも真っ青なぐらいべったべたにくっついています。
目に見える範囲ですら、台の検定を担当する保通協が警察の天下り先ですし、封入式パチンコの玉詰まり対策にホールに派遣しようとしている鍵持ち要員もそうです。
他にもなんとか協会とか、なんとか組合みたいな実態があるのかないのかわからないようなゴミクソ団体も山ほどありますからね・・・
業界を規制して衰退させるという事は自身の天下り先を衰退させると同義なので、警察としては内心あまり規制は強化したくないはずです。
じゃあなぜ警察は自身の天下り先であるパチンコ業界を締めつけるのか。
それは警察と言えど政府の下部組織なので親には逆らえないからです。
サミットやオリンピックのたびに規制が強化されるのも、海外の人から見てパチンコ屋はカジノや賭博場と同じらしいので、多すぎて引かれないように政府が少しでも数を減らして対外的な見栄えを良くしたいと考えて指示していると思われます。
言われればやるしかない、頭の痛いところでしょうね。
そこで今回の逮捕に戻ります。
これはどう考えても末端の出来事なので政府からの指示なんてあるわけがないです。
シビアな時期であるが故に色々と関連して考えてしまいがちですが、単純に三店方式を守ってなかったから逮捕したというだけの事でしょう。
実際に去年（2017年）にも福岡で、全く同じようにホール関係者が特殊景品を直接交換所から買い取った風営法違反の容疑で経営者が逮捕されていますが、その後何らかの規制には至っていません。
なので今回の逮捕はおそらく見せしめなどではなく、警察の通常業務の1つですね。
まぁ他のホールが三店方式をしっかり守っているのかというと・・・どうなんでしょうね？
献金とか袖の下的なものが足りなかったのかなぁなんて邪推しそうにもなりますが、やめておきましょう( ˘ω˘ )
あとがき
そんなわけで、タイトルで煽ってはみたものの今すぐどうこうということはないと思います！
ただ、政府の思惑としては民営のパチでお金を使うぐらいなら公営競技に移ってほしいと考えているでしょうし、IR法もあります。
これぐらいの人数ならいけるか・・・？というところまで遊技人口が減ってしまえばトドメを刺しに来ることもあり得るので、そうならない事を祈りましょう(´；ω；｀)
といったところで今回はここまで
この記事を読んで下さった全ての方に換金所をちゃんと使える遊戯結果が訪れますように。
