パチパチ情報部

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パチンコの設定付はアリ?ナシ?-今の調整から見るメリットとデメリット-

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パチンコも新基準に移り、ホールでも新基準機がそこそこ見られるようになってきました。

そんな中でも今回は、設定付パチンコについて考えていきたいと思います。

 

正直私個人としてはパチンコに設定を付けるなんて言語道断、大反対の姿勢なんですが・・・世間では少数ながら受け入れていらっしゃる方もいるようで

そんなに負けたいのかなぁと思いながら眺めています(´・ω・`)

 

ただ、設定なんて嫌だ!反対反対!と声高に叫ぶだけでは時代についていけない老害に成り下がってしまうので、冷静になってパチンコの設定というものについて、そのメリットとデメリットを考察してみたいと思います。

 

それではいきましょう!

パチンコとパチスロの設定の違い

まずは元々設定というものが当たり前に存在していたパチスロとの比較からです。

 

そもそもパチスロはパチンコと比べてシステムが非常に複雑なので、一概に比べると言っても難しい所がありますが・・・ここでは暫定として

パチンコの大当たり⇒パチスロのボーナス

時短・確変⇒RT

小当たりRUSH⇒ART・AT

として考えてみたいと思います。

 

羽根物や電役機がAタイプ、一般的なデジパチはA+RTでしょうか。

うーん、ほとんどのパチンコがA+RT機に該当しますね(´ω`)

 

少し違いはありますが、設定付パチンコ⇒A+RT機として比較してみましょう。

設定の見抜きやすさ

当然誰もがまず気になるのは設定の見抜きやすさですよね。

 

打っていて取れるデータを元に設定を推測することを前提として、ざっくりですが以下のデータから設定推測のしやすさを考えていきます。

パチスロはあくまで比較用であり、メインはパチンコの設定推測のしやすさです。

 

・回転数

パチンコ⇒時短込み通常3500回転 確変1000回転として計算

パチスロ⇒RT込み7000回転として計算

・大当たり確率

パチンコ⇒1/80~1/100

パチスロ⇒1/120~1/150

・その他小役

パチンコ⇒1/30~1/50(確変中の大当たり確率)

パチスロ⇒レア小役1/70の2種類、ベル1/6.8~1/7.4

 

1日に取れるデータ数

・パチンコが1日に取れるデータ

通常時3500回転の1/80~1/100なのでボーナスが43.75回~35回

確変1000回の1/30~1/50なので確変中ボーナスが33.3回~20回

合算1/21.8~1/33.3

パチスロが1日に取れるデータ

7000Gの1/120~1/150なのでボーナスが58.3回~46.6回

7000Gの1/70なのでレア小役が100回×2種

7000Gの1/6.8~1/7.4なのでベルが1029回~945回

 

 

パチンコも思っていたよりは見抜けなくもない・・・?

合算が結構高いうえに差が大きいので、データ上は1000回転ぐらいで高低ぐらいは見抜けそうですが・・・忘れてはいけません。

これパチスロのBR合算と違って通常と確変中の合算です。

 

確変に入らなければろくなデータが取れない!

 

同じ1000回転でもさくっと当たって確変多めの1000回転と、ハマって通常ばかりの1000回転では価値が全く変わってきます。

回転数によって単純に合成すればいいというものでもないですし、確変を引けなければサンプル数も少なくなります。

パチスロなら当たらなくても小役確率や同時当選率からある程度見えてくるものがあるので、やはり安定して見抜けるのはパチスロでしょうね

 

結論

パチンコは確変を引けていれば見抜けなくもないが、展開に左右されすぎ!

 

1日に回せる回転数の少なさは甘デジ程度の数値で試算した事もあってか、思っていたほどデメリットではありませんでした。

ですが、パチスロと違って取れるデータがボーナス回数しかないというのが大きなデメリットになりそうです。

 

同程度の信頼度を持つリーチを複数作って、高設定ほど〇〇リーチが選ばれやすい

またはリーチの派生を作り、高設定ほど味方攻撃が出やすいなどの大当たり回数に左右されない設定推測要素が増えればまた変わってくるかと思います。

 

設定と釘調整

次は設定付パチンコの設定と、これまでパチンコが行ってきた釘調整についてです、

 

この点については、現状の機種を見る限り設定は大きなデメリットと言わざるを得ません。

というのも、釘に関する規制が入った当初はパチンコ設定を付け、ホールが任意に開けることのできない封入式にしようという意見や噂が飛び交っていました。

が・・・ふたを開けてみると、設定だけ付いて封入式にはなっていません。

 

ぶっちゃけどういう事かと言えば

 

ホール「うほっ!釘調整で設定でダブルマイナスにできる神台www」

 

ってことです。

まぁ、実際のところ釘調整については今かなりシビアなので、以前ほど露骨にヘソだけを開けたり閉めたりはできませんが・・・それでも各所を少しずついじることで大きくプラスやマイナスに傾ける事は可能です。

 

なので今ホールにある設定付パチンコは

 

釘プラス&高設定⇒超お宝調整

釘マイナス&高設定⇒回らないけど当たりやすい隠れ良台or罠台

釘ブラス&低設定⇒回るけど当たりにくい罠台or隠れ良台

釘マイナス&低設定⇒ド回収のゴミクソ

 

と本来のスペックを超えて上にも下にも調整が可能な危険な存在になってしまっています。

 

元々釘調整は問題視されているので、いずれは設定付は封入式に移行するのかもしれませんが、現状の設定付パチンコはやろうと思えばやりたい放題できてしまう台です。

打つかどうか、受け入れるかどうかはそのことを考慮した上で考えないと痛い目を見てしまうかもしれませんよ。

 

封入式になれば問題ない?

上の項で今のパチンコは封入式じゃないから危ないと言う事をお話ししました。

じゃあ封入式になれば問題はなくなるのか?というと・・・残念ながらそうではないと思います。

 

設定が付いているにしろ付いていないにしろ、パチンコ台は型式による試験を採用しているので、全ての台は型式試験のものと同性能とみなしてチェックしています。

ですが、実際には同性能なんてことはまずなく・・・メーカー出荷状態からすでに個体差は確実に存在し、同じ機種でも回る台と回らない台があります

また、その台の癖とも言える個体差をネカセによって強くしたり消したりすることが可能なので、釘調整ほど効果の出やすい物ではないにしてもホールがある程度回すか回さないかを選択する事は可能になります。

 

どうしても回ってしまう台は抜いて回らない台に変えればいいだけですしね

 

設定付パチンコのメリット

基本的にあまりメリットがないと思われる設定付パチンコですが・・・何かいい所はないのか?ってことで、言い点だけを考えてみました。

 

・今だけを見れば、甘く使われやすい傾向にある

まずはいいところ一つ目

あまり長くはもたないメリットですが、今まさに新基準機がホールに増え、設定付パチンコも少しずつですが導入されつつある変革期です。

そのこともあってかホールは新基準に慣れてほしい、新基準ばかりになっても変わらず打ちに来てほしいといった狙いから設定付パチンコを甘く使っているようです。

もちろんホールにもよりますが、全国的に見て甘く使われやすい傾向にあるので良い設定の台が見つかりやすい・・・かもしれません。

 

・封入式になればある程度回る台が事前にわかる

これは設定付というよりも封入式のメリットになりますが、封入式になればホールは釘を一切触れなくなるので良く回る台を見つけることができれば、その台は翌日もよく回る台である可能性が高いということです。

ネカセや台の変更で調整することができるとは言っても、やはり釘の調整に比べて大がかりな調整になってしまいますし、台を変更されても前日に小さな傷とか塗装の剥げを探しておけば簡単に見抜けます。

 

ただし、良く回る台が高設定とは限らない・・・っていうか回る台を高設定にするわけがないので、そこはどうしようもないです( ˘ω˘ )

 

・大当たり確率の上限が下がる

現在内規で、大当たり確率の上限は1/320未満になっています。

ミドルスペックに1/319が多いのはそのせいなんですが、このミドルスペックを設定付にしようとした場合、上限が決められているので設定1を1/319とするしかありません。

となれば、設定6はもっと当たりやすくなるってことですよね

 

もちろん設定1は負けさせるための設定になるので、分母1/319では勝てない出玉量でスペックを考えないといけないんですが・・・あれ、これデメリットか?

まぁミドルが当たりやすくなりますʅ(‾◡◝)ʃ

 

あとがき

ということで、設定付のメリットとデメリットでした。

やはりデメリットが目立つように感じます・・・元々パチンコって玉の自然落下による偶然性を用いた遊技のはずなので、大元の確率を設定で買えちゃったら偶然も何もないですよね。

だったらスロ打つわ!って感じです。

 

ただ、一応設定付パチンコの可能性を示してくれている機種もあるんですよ。

高尾のP弾球黙示録カイジHIGH&LOW ざわっ・・・Ver.なんですけど。

これは設定が3段階のA・B・Cで、それぞれ通常確率が1/99.9・1/149.6・1/199.9なのでめちゃくちゃ設定が見抜きやすそうなんです。

こういった台が増えれば打ち手としては設定付も手を出しやすくはあるんですが・・・設定がすぐ見抜ける台って高設定は稼働するけど低設定はバレた時点で放置になるので、ホールとしては使い辛いですよね。

事実P-Worldで検索しても全国で178店舗しか設置されてません。

設定付パチンコという物自体はあまりにホールに有利な代物なので、設定の見抜きやすさで対抗したらホールが設置しなかったってことでしょう。

 

結局のところ大事なのは、ホールと打ち手のどちらにも有利に傾きすぎないバランスだと思います。

今はまだパチスロの設定を模倣しただけのものですが、今後試行錯誤されてパチンコ独特の設定や判別の方法、示唆演出なんかが出てくれば根付いていくかもしれませんね。

 

 

ということころで今回はここまでです。

この記事を読んで下さった全ての方に設定6をツモれる幸運が舞い降りますように。